フェルナンド・アロンソは、自転車でのトレーニング中の事故によって顎にチタンプレートを入れた状態でF1復帰を果たすことになったが、サイクリングをやめるつもりはないと語る。今年、アルピーヌF1で2年ぶりにF1復帰を果たすフェルナンド・アロンソだが、2月にスイスで自転車でのトレーニング中に車と衝突して上顎の骨折と歯を折るという怪我をした。彼は顎の矯正手術を受け、2枚のチタンプレートが上顎に入っている。
元チーム代表のフラビオ・ブリアトーレは、フェルナンド・アロンソに自転車トレーニングをさせないように「彼をガレージを閉じ込める」と語り、サイクリングをやめるよう促している。また、少なくとも車と衝突しないようにマウンテンバイクに乗り換えるよう勧めている。2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、そのアドバイスに耳を傾けている。「僕はまだサイクリングが大好きだ」とフェルナンド・アロンソは CNN に語った。「たぶん、これからはマウンテンバイクをもう少し使わなければならないだろう。異なるトレーニングをして、公道を避けなければならないだろう」「今は、車が以前よりも怖いかもしれませんね! でも、ある意味ではそれはあまり変わらないだろう。僕の準備はいつも自転車がベースだ」ミナルディ、マクラーレン、フェラーリでもレースをしてきたフェルナンド・アロンソは、2005年と2006年にドライバーズタイトルを獲得したエンストンのチームに戻ってきた。以前ルノーと呼ばれていたチームは、今はアルピーヌF1としてレースをしている。しかし、過去に上り坂ではなく、下り坂のチームに加入していたように思われるフェルナンド・アロンソのキャリアは疑問視されきた。それでも、フェルナンド・アロンソは、そのような選択をできたことは“特権”であり、“幸運”だったと語る。「とても光栄に思っている」とフェルナンド・アロンソ語った。「僕は多くの才能のあるドライバーを知っている。彼らの中にはキャリアの中でF1カーをテストする機会さえない人もいる」「チームを変更するタイミングを選択できたのは幸運だった。F1をやめたのは幸運だった。戻ってくるチームを選ぶことができて幸運だった」「ある意味、僕は常に自分の運命をある選ぶ可能性があった。だから、これからも楽しもうと思う」2021年のF1世界選手権について、フェルナンド・アロンソは、プレシーズンテストの状態にもかかわらず、ルイス・ハミルトンが勝ち続けることになると予測する。「絶対にそうなる」とフェルナンド・アロンソは語った。「彼は7回のワールドチャンピオンだ。彼はここ数年スポーツを支配している男だ。彼らは非常に強い。過去数年間そうだったし、現時点では弱さの兆候はない」「2021年にレギュレーションが少し変更されはしたけど、そのパッケージと経験は、優勝候補を維持するのに十分なはずだ」「でも、ご存知のとおり、F1は正確な数学ではない場合もある。それを勝ち取るためにはまずにラインを越える必要がある。どうなるか見てみよう」