2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソのマネージャーを務めるフラビオ・ブリアトーレは、F1から1年離れたことでアロンソは“デトックス”されており、F1に復帰する準備は整っていると語る。2018年にF1を離れたフェルナンド・アロンソは、最近、2021年の活動計画は“ほぼ決定している”と述べ、F1はその計画に含まれていないと述べていた。
しかし、先週、セバスチャン・ベッテルのフェラーリF1離脱をきっかけに多くの玉突き移籍が発生。ベッテルの後任としてカルロス・サインツがフェラーリに移籍し、マクラーレンの空席にはダニエル・リカルドが移籍。ルノーのF1シートに空席ができた。この移籍劇により、フェルナンド・アロンソが2005年と2006年に2つのF1ワールドチャンピオンを獲得したルノーF1に復帰する機会が開けたことにより、交渉は進められており、一部ではすでに事前計画が結ばれているとも報じられている。F1キャリアの開始時からマネジメントを担当しているフラビオ・ブリアトーレは、特に2021年のルノーF1での復帰について言及はしていないものの、フェルナンド・アロンソはどこかのチームが起用に関心を持っている場合は、F1に復帰する準備はできていると語る。「フェルナンドはやる気になっている。F1から1年離れていたことが彼を元気にした。彼は自分自身をデトックスしたし、より穏やかな彼を目にしている。彼は復帰する準備が整っていると思う」とフラビト・ブリアトーレは La Gazzetta dello Sport にコメント。だが、フェルナンド・アロンソとフラビオ・ブリアトーレは、以前に何度もF1復帰について話しをするなかで“勝てるチーム”であることを条件にしており、アロンソが現時点での唯一の選択肢であるルノーF1で“ベスト・オブ・ザ・レスト”をかけて戦うことを想像することは難しい。また、セバスチャン・ベッテルが2020年シーズン限りでフェラーリF1を離れるという決定について質問されたフラビオ・ブリアトーレは、昨年のシャルル・ルクレールのパフォーマンスを受けてフェラーリがベッテルをナンバー2の役割を担わせようとして、ベッテルはそれを受け入れなかったことが原因だと考えている。「F1では、常に勝つためのレシピがある」とフラビオ・ブリアトーレは語る。「ワールドチャンピオンに専念するドライバーと、ライバルから大きなポイント奪うドライバーが必要だ」「ベッテルは、非常に速い少年がチームに到着したという事実に報いを受けた。(2007年に)マクラーレンで(ルイス)ハミルトンに起こったように彼とチームを驚かせた」「チーム内に同じレベルのドライバーが2人いることは、最終的にはお互いにポイントを奪うリスクをはらんでいる」フラビオ・ブリアトーレは、カルロス・サインツを起用というフェラーリの決定は、チームの未来がシャルル・ルクレールの周りに形作られているという彼の信念を強めるだけであると語る。カルロス・サインツについて「彼は優れたドライバーであり、2019年に彼が手にしていたマシンを考えれば、彼は優れたチャンピオンシップを過ごした」とフラビオ・ブリアトーレはコメント。。「私には状況ははっきりしているように見える。フェラーリはルクレールにすべてを賭けているし、それは良いことだ。昨年も言う機会があったが、彼は未来のスターだからだ」「アロンソとシューマッハとの類似点? 良いドライバーはすぐにわかるものだ」「ベネトン時代、ミハエルはまだ若かったが、彼が達成した数字をよく覚えている」「また、ジャンカルロ・ミナルディから若いアロンソについて教えてほしいという電話があった。特別な誰かはすぐにわかるものであり、シャルルはまさにそうだ」
全文を読む