マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、自身が無線で不満を述べていることを“ネイマールの演技と一緒”だとしたケビン・マグヌッセンの発言を無視。今シーズンはF1チーム間のバトルがより厳しくなっているので、コース上での接触が増えていると感じていると語った。F1イギリスGPでのフェルナンド・アロンソとケビン・マグヌッセンのインシデントは、どちらにもFIAのレーススチュワードからペナルティを科せられることはなかったが、言い合いはドイツGPまで続いている。
ケビン・マグヌッセンは、フェルナンド・アロンソが頻繁に無線を通してFIAに訴えていることを、サッカーワールドカップでの接触プレー時にカードを求めて派手に痛がる演技が世界中で話題になっているネイマールと比較した。「彼がいつもメディアにどんなことを言うか僕は知らない。まあ、無線ではしょっちゅう文句を言っているけどね。他のスポーツでもあるでしょ? ネイマールみたいな偉大なアスリートでも、ちょっと大袈裟にみせることもあるしね」とケビン・マグヌッセンは語っていた。だが、フェルナンド・アロンソは、無意味な話題でメディアを盛り上げるのはうんざりだと語る。「何も言うことはない。過去は過去だ」とフェルナンド・アロンソはコメント。「僕は最終ラップで8位を獲得できたわけだし、それについては満足している。結果は変わらなかったし、FIAはあの週末は違う考えをしていた」「僕たちはもう次に進んでいる。誰もが彼らのキャリアで異なるレースをするだろうし、自分のキャリアとリザルトには満足している」「僕は2度のワールドチャンピオンだし、彼は数ポイントを獲得しようとしている。誰かのコメントにいちいち応えることはできない」2018年シーズンはここまでコース上で多くの接触がみられてるが、フェルナンド・アロンソは、トップ3チームと中団チームがそれぞれ1つのグループとしてパフォーマンス差が拮抗しているを原因に挙げた。F1イギリスGPでは、オープニングラップでスタートに出遅れたルイス・ハミルトンがキミ・ライコネンに接触されてスピン。メルセデスとフェラーリのドライバーの接触はこの3戦で2度目となる。また、レース後半にはカルロス・サインツとロマン・グロージャンが絡み合って、両者がクラッシュリタイアを喫している。「中団、それに上位勢がいかに拮抗しているかだと思う」とフェルナンド・アロンソはコメント。「メルセデスは全てのレースで30秒差をつけて1-2フィニッシュしていたけど、今はよりタイトになっている。表彰台の可能性は3人のドライバーのためだけではなく、6人のドライバーのためのものになっているし、いくつかのグランプリでは1コーナーが少し面白くなっている」「それはグリッドがいかにタイトかを表していると思う。アクションは少し多くなっているけど、いつもフェアだったし、以前と同じようにクリーンなものだった」