フェルナンド・アロンソは、F1スペインGPの結果ではルノーとハースに上回れたが、マクラーレンのアップグレードは確実にそのギャップを縮めたと語る。マクラーレンは、先週末のF1スペインGPでMCL33に大幅なアップグレードを投入。3つの開口部が設けられたノーズを含めたほぼ新車と言えるほどのマシンの変貌ぶりが話題となった。
アップグレードは初日からその効果を発揮。予選ではフェルナンド・アロンソが今シーズン初のQ3進出。ハースのケビン・マグヌッセンと0.045秒差及ばず8番手。9番手のルノーのカルロス・サインツに0.069秒差という僅差だったが、決勝ではフェルナンド・アロンソはその両者の後塵を拝した。「アップグレードが僕たちを中団のもっと良いポジションにもたらしてくれることはわかっていた」とフェルナンド・アロンソはコメント。「僕たちは良いステップを果たした。バクーではルノーから0.8秒差、中国では0.9秒差だったけど、スインでは予選とレースでほぼ同じだった」「僕たちはルノーに追いついたと思う。たぶんハースにも追いついているかもしれない」中団のトップ争いに絡める改善を果たしたことはマクラーレンにとって良いニュースだが、フェルナンド・アロンソはトップ3チームとのギャップについてはなんとか維持できているにすぎないと語る。「トップ3チームも僕たちと同じ開発レースでクルマを開発しているし、残念ながらそのギャップは変わっていない」