マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、自分を含めたグリッドの全ドライバーがケビン・マグヌッセン(ハース)のドライビング能力に不満を抱えているはずだと非難した。フェルナンド・アロンソは、F1マレーシアGP決勝の33周目にターン1でケビン・マグヌッセンのインサイドを突き、オーバーテイクを成功させたかに見えた。しかし、ケビン・マグヌッセンは次ぐクロスラインで応戦。
マグヌッセンはターン3でふらりとインサイドにマシンを寄せてアロンソのスペースを消した。だが、アロンソも譲らず、軽く接触しながらもなんとか前に出た。フェルナンド・アロンソは、無線でケビン・マグヌッセンを“馬鹿な奴”だと非難。「ニコ・ヒュルケンベルグは正しかった」と述べた。フェルナンド・アロンソが言及しているのはF1ハンガリーGPの一件。ヒュルケンベルグはターン2でマグヌッセンに押し出されるかたちでコースアウト。レース後に口論に発展し、ヒュルケンベルグは“最も汚い奴”だとマグヌッセンを非難していた。「レースになると、彼はとにかく意地が悪い。厳しく防御してくるのは問題ない。でも、彼がそれをやると、ものすごく冷酷にみんなをウォールに追いやる」とニコ・ヒュルケンベルグは語っていた。その後のレースでもケビン・マグヌッセンは、防御時に幅寄せする動きを多発しており、最近の評判はあまりよくない。レース後になったもフェルナンド・アロンソの怒りは収まらない。「彼のドライビングに関して、他のドライバーもだいたい同じ意見だと思う。19対1だ」とフェルナンド・アロンソは述べた。フェルナンド・アロンソは、F1マレーシアGPを11位でフィニッシュした。