フェルナンド・アロンソの2018年のF1シートの選択肢は限られてきている。マクラーレン・ホンダで不遇の3シーズンを過ごしているフェルナンド・アロンソは、契約が切れる今年でチームを離れることが濃厚だとされている。フェルナンド・アロンソの来季の目標は3度目のワールドチャンピン獲得であり、9月までにマクラーレン・ホンダが勝利を争えないようであればタイトル獲得のチャンスが高いチームに移籍したいと語っている。
「9月までに勝つか、それに近いことができるようになれば、僕は決断し、残留するだろう」とフェルナンド・アロンソはコメント。だが、今後の数レースでマクラーレン・ホンダがトップを争えるまで戦闘力を上げる可能性は極めて低い。最近、フェルナンド・アロンソのマネジメントチームの一員であるフラビオ・ブリアトーレは、フェルナンド・アロンソの2018年の移籍先としてメルセデスもしくはフェラーリのシート獲得を目指していることを示唆していた。しかし、フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、先週末のオーストリアでフェルナンド・アロンソのフェラーリに復帰について「興味はない」と獲得を否定。それについてメルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダは「フェラーリが再び彼の起用を望むとは思わない」と AS にコメント。「彼は契約を残して去った。それと同じことがマクラーレン・メルセデスでも起こっていた」メルセデスがフェルナンド・アロンソを獲得する可能性について質問されたニキ・ラウダは「我々には仕事をしてくれるドライバーたちがいるし、我々がハミルトンとボッタスで勝てるなら、交代する必要はあるか?」と述べた。また、 Sport Bild には「アロンソが我々のチームに来るのは無理だ」とニキ・ラウダはコメント。「ルイス(ハミルトン)とは契約がある。バルテリ(ボッタス)も素晴らしいパフォーマンスを見せているし、二人の関係もいい。我々のところには空きなどないということだ」メルセデスのチーム代表を務めるトト・ヴォルフもフェルナンド・アロンソについて「彼がF1で重要な人物であることは疑いないことであり、ホンダとマクラーレンは彼を評価している」とオーストリアでコメント。「現時点で我々はドライバーラインナップにとても満足している。みなさんが求めている答えでないことはわかっているが、安定性とドライバー間のダイナミクスは重要な要素であり、現在のドライバラインナップに関して不満を言う理由がない」ひとつの可能性として盛んに報じられているのが、マクラーレンがホンダと決別し、ライバルメーカーのパワーユニットを搭載すること。マクラーレンは、2018年F1マシンの開発のためにパワーユニットを決定する時間が迫ってることを示唆している。今年3月からマクラーレンはメルセデスと交渉していることが報じられており、今週にはF1での長年のライバルであるフェラーリともエンジン契約について打診したと報じられている。そうなった場合、メルセデスもしくはフェラーリのカスタマーチームで勝機を伺うことが有力と考えられるが、マクラーレンがホンダとのパートナーシップ継続を決断した場合、アロンソが来年どこにいるかはわからない。フェルナンド・アロンソは「9月か10月に自問するまでは、100%のことは何も言えない。ずっと言い続けている通り、決めるのは夏休み後だ。僕はとてもオープンに捉えているし、夏が終わったらベストな決断を下したいと考えている」と語っている。
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