フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)は、F1アゼルバイジャンGPの土曜日の段階でパワーユニットのコンポーネント交換により、決勝での40グリッド降格ペナルティが決定した。フェルナンド・アロンソは、バクーに到着した段階でアップグレード版のMGU-Hとターボチャージャーに6基目を投入したことですでに15グリッドの降格が決まっていた。
ホンダは、F1アゼルバイジャンGPのフリー走行でアップグレード版の“スペック3”エンジンをテスト。元々、レースでは使用する予定はなかったとされているが、フリー走行2回目でのギアボックス故障がエンジンにも影響を与えた可能性があることで詳しい調査が必要となった。そして、土曜日には残りのシーズンのためにエンジンをプールするために新品のエンジンを搭載することを決定。新しいエンジンは“スペック2”版となる。エンジン交換と同時にアロンソのマシンには新品のMGU-K、MGU-H、ターボチャージャーを投入。当初の15グリッドに加えて、25グリッドが追加され、合計で40グリッドの降格ペナルティとなった。チームメイトのストフェル・バンドーンも、当初の15グリッド分に加え、土曜日にむけてMGU-Hとターボチャージャーを新品に交換。15グリッド分が追加され、合計30グリッド降格ペナルティとなった。だが、いくつグリッド降格ペナルティが科せられても最後尾スタート以上のペナルティにならず、今回の追加分は、ストフェル・バンドーンの方がひとつ前のグリッドからスタートする程度の違いにしかならない。マクラレーン・ホンダのエリック・ブーリエ(レーシングディレクター)は決勝でピットレーンスタートを選択する可能性を示唆している。
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