フェルナンド・アロンソが、F1日本GP木曜記者会見でホンダ、そして日本についての思いを語った。記者会見では“ホンダの哲学と技術力をどう評価するか?”“ルノーやフェラーリと比べてホンダと働くことの難しさは?”という内容の質問がなされた。「ホンダと働き始めた初日から、彼らの哲学、レースに対するアプローチなどにワクワクしていた。僕は日本の文化や伝統が大好きだし、ホンダはそれらをレースに持ち込んでいる」とフェルナンド・アロンソはコメント。
「彼らは素晴らしい仕事を全力で行っている。彼らは全てを日本で日本人の手で取り組んでおり、それを使命だと思っている。そのプロジェクトの一員であることを僕はとても誇りに思っている」「現在、ゆっくりとではるけど結果が出始めている。そのおかげでホンダの人達はモチベーションを高めており、よりクリエイティブに仕事に取り組んでいる。ホンダの技術者は学校を卒業してからずっとホンダのために働いており、ホンダは彼らの生活そのものだ。この文化は我々ヨーロッパのそれとは異なるが、多くの学ぶところもある」また、マクラーレン・ホンダの進化に関してフェルナンド・アロンソは「僕たちはが今年成し遂げた進歩に満足している」とコメント。「フォース・インディアやウィリアムズのような競争的なチームと戦うことができているのは確かだ。今、僕たちは過去5戦で4回、トップ3チームの後ろの7位でフィニッシュしている。間違いなく、僕たちはその前進を楽しんでいるし、これはより競争的になっていくためのプロセスだ」「でも、来年に目を向ければ、はっきりとポジティブなものやネガティブなものを確認できるわけではないと思う。全てが大きく変わるし、来年のマシンに集中して作業していく必要がある。今、理論的なことは、シミュレーター、風洞の数値、ダイナモの数値などしかない。それがひとつだ」「そうだね、来年はもっと競争的になりたい。去年から今年にかけて大きなステップを果たしたとは思うけど、来年はもっと大きなステップが必要だ。Q3の最後のスポットから表彰台や優勝を争えるくらいまでね。まだそれは可能だと思う。僕たちにはポテンシャルがあるし、施設や優秀な人材も揃っている」「何度も言ってきたように、このプロジェクトが勝てるようになるのは時間の問題だ。僕たちは出来るだけそれを短くしようと頑張っている」