フェルナンド・アロンソは、今シーズンのどこかでエンジンペナルティを受けることは決まっていたとし、今週末のF1マレーシアGPでの30グリッド降格はあまり気にしていないようだ。フェルナンド・アロンソは、金曜日のフリー走行でアップデートされたホンダのエンジンを搭載する予定だが、レースでは旧スペックのパワーユニットに戻すことになっている。
ICE、TC、MGU-H、エネルギーストア(バッテリー)、コントロールエレクトロニクスを交換することで、30グリッドのペナルティを科せられるが、ホンダのホームレースとなる次戦日本GPではその最新版パワーユニットをまだ新しい状態で使えることになる。「シーズンの中頃からどこかで新エンジンを入れることはわかっていた」とフェルナンド・アロンソはコメント。「僕はオーストラリアの事故で1基を失い、2戦目で2基目を使っていた。それ以降もトラブルがあった」 「だから、このようなペナルティは覚悟していた。それを受けるのに最適な場所はその時点でのエンジンの状態を考えてスパだった。次にベストなのがマレーシアなんじゃないかな。天気がレースの大きな要素になる可能性があって、次が僕たちのホームグランプリである日本だからね。そこには信頼性の面で安全に臨みたい」 「ペナルティを受ける準備はできている。スパでは後ろからスタートしたけど、たくさんのインシデントがあって4番手か5番手まで上がったし、まだわからない。レースではポイントを獲得できると楽観的に考えている。それが2台揃っての目標だ。たとえ最後尾スタートになっても、すぐにポジションを取り戻せれることを願っている」昨年、フェルナンド・アロンソはF1日本GPでホンダのパワーユニットを“GP2エンジン”呼ばわりして大きな物議を醸した。フェルナンド・アロンソは、その発言がメディアによって誤って誇張されたものだと考えているが、この12カ月でホンダが見せた進歩には称賛を贈った。 「僕の無線は昔から結構面白いんだ。今までワールドチャンピオンのドライバーから他のドライバーまでいろんな人たちの無線を聞いたけど、あれほどインパクトのある発言はなかなかないよね。僕のユーモアが効いていると思うよ。それはいいことだ」 「去年からずいぶん変わったと思う。去年のエンジンはまだ戦える状態ではなかった。1年の初めから僕が全てのインタビューでホンダのボスもプロジェクトはまだ未熟な段階だと言っていたし、僕たちはたくさんのことを学び、エンジンを改良していく段階にあった」 「だから、違ったことは言っていない。今年もみんな同じことを言っている。かなり多くの進歩を果たし、自分たちの方向性に満足しているとべ。他のチームと戦えるようになった」 関連:ホンダ F1、フェルナンド・アロンソにのみアップデート版エンジンを投入
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