フラビオ・ブリアトーレは、フェルナンド・アロンソをマクラーレン・ホンダに移籍させたのは自分の失敗だったかもしれないと語った。2005年と2006年にルノーでF1タイトルを獲得したフェルナンド・アロンソは、当時チーム代表を務めていたフラビオ・ブリアトーレと今もドライバーとそのマネジャーという関係が続いている。
フラビオ・ブリアトーレは、フェルナンド・アロンソは2010年から2014年までの5年間をフェラーリで過ごしたことを後悔はしていないと語った。「私は、彼(アロンソ)が最も愛したチームはフェラーリだったと思っている」「だが、あまりにも多くの者がいろんなことを言った時があり、それは耐えられるものではなかった。首脳陣が悪かったのではなく、まずかったのはゴシップだった」「彼は成功できていなかったことに関して批判を受けていた。だが、その時のクルマは2列目に付くことさえできないものだった。それでも、彼はそのクルマで2列目を確保していた」「彼は(2010年の)アブダビでF1チャンピオンになれていたはずだ。もしチームが正しい戦略を採っていればね」最終的に、フェルナンド・アロンソとフラビオ・ブリアトーレは、2014年シーズン末にフェラーリを離れた2015年からマクラーレン・ホンダへ移籍する決断を行った。しかし、移籍2年目を迎えた今でもなお中団グループでの戦いを余儀なくされているフェルナンド・アロンソの現状をフラビオ・ブリアトーレは“贅沢な引退”だと表現している「いつか、ある記者がアロンソはまた勝てるようになるかと質問した時、みんな笑っていた」とフラビオ・ブリアトーレはコメント。「アロンソはマクラーレンと重要な契約を結んでいる。それは、ホンダが今よりももっと早く競争力を示すようになるだろうと私が考えたからだ」「あれは少々私のミスだったかもしれない。彼に契約するように助言したからね。私はマクラーレンならすぐに状況を正すことができると考えていた。結果を見れば、言えることはあまりないがね」