フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダが本気で2017年のタイトル争いをしたいと思うなら、シーズンのこの段階で2016年を諦めてはならないと語る。2017年には大幅なレギュレーション変更が行われ、マシンは今よりワイドに、そして、アグレッシブなルックスに生まれ変わる予定となっている。
だが、そこでチームを悩ませるのは、どのように2016年と2017年のプロジェクトを同時進行し、いつから2017年に完全にシフトするかだ。マクラーレンは、2017年の空力レギュレーションの変更によってトップに近づけるようになることを願っているが、フェルナンド・アロンソは、今年の戦いから得られるものも多いと考えている。 マクラーレンはどちらのシーズンに焦点を合わせているのかと質問されたフェルナンド・アロンソは「両方ともだと思う。僕たちはワールドチャンピオンを争えるようになりたいと思っている」とコメント。「でも、今年はまだその位置にいない。進歩はしているし、将来的にそのゴールを達成するために正しい方向に進んではいるように思う。でも、先はまだ長い。来年のマシン、来年のプロジェクトについて考える必要があるのは当然だし、そこに力を注いでコンペティティブになれるようにしなければならない」「でも、2016年のことも忘れてはいけない。まだ6月だし、多くのレースが残っていて、ポイントを獲得するチャンスもたくさんある。コンストラクターズ選手権でもう少し上に行ければ、それはチームにとって来年の助けになるはずだ」「今年の進歩やアップデートで来年に役立つものもある。特にパワーユニットのレギュレーションはそれほど変わらないからね。僕たちはまだ両方のプロジェクトに取り組んでいるし、今年も多くのポイントを獲得して良いシーズンにしようというモチベーションは高い」 フェルナンド・アロンソは、バクーで木曜日の公式記者会見に出席したが、その後列にはトロ・ロッソのカルロス・サインツが座っていた。 どちらのスペイン人が今シーズンの終わりにランキングで上位になるかとの質問にフェルナンド・アロンソは「どうだろうね。僕が来年のチャンピオンシップを争えるのであれば、今年はカルロスが前でもいいけど・・・」
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