フェルナンド・アロンソは、ホンダがF1カナダGPに投入するターボのアプグレードによって、マクラーレンのレーストリムに損害を与えていたいくつかの問題に取り組んことができると考えている。ホンダ、2015年の悲惨なF1復帰初年度から大きな進歩を遂げているが、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは、予選と同様に、日曜日の決勝レースでもしばしば戦うことができなかった。
レース中、燃費がその役割を担ってきたが、ライバルのエンジンと比較してバッテリーパワーのデプロイメントの限界がマクラーレンをしばしば後退させた。ホンダのアップグレードについて質問されたフェルナンド・アロンソは「新しいターボは、エンジンからより多くのハーベスティングを可能にする。それは常に良いことだ」とコメント。「必ずしも、パワーが多くなるわけではないが、レース状況に関して言えば、バッテリーの管理、ストレートでのより長いデプロイメントという点で少しは助けになるだろう」「予選では大きな違いはないだろうけど、レースのための改善となることを願っている」「全ては正しい方向に動いているし、僕たちにとってもうひとつの前進であることは間違いない」「特にパワーに関してはまだ道のりは長い。そこが主な制限になっている」「MGU-Hとハーベスティングに関しては、昨年と比較すれば今年はそれほど悪くないし、明らかに歓迎できることだ。その方向性においてはもうひとつのステップだけど、まだ道のりは長い」昨年のカナダで、フェルナンド・アロンソは、自分の器材が“アマチュア”のようだと不満を述べていたが、1年でマクラーレンとホンダは昨年の散々なスタートにうまく対応したと考えている。「チームがこの12カ月間でやり遂げた仕事にはかなり驚いている」とフェルナンド・アロンソは述べた。「僕たちは今、競争できる状況にいるし、他とレースができる。それはポジティブなことだ」「昨年のここでの状「シーズンの7戦目だったけど、僕たちにはパワー、ペース、信頼性、燃費に関して、相当な数の問題があった」「12か月後、僕たちは非常に異なる状況でここに到着している。もちろん、まだパワーは不足しているし、他のいくつかのことも仕上げる必要があるけど、僕たちははるかに良いポジションにいる」「残念ながら、去年の僕たちは今持っているものを望んでいたし、今年はチャンピオンシップや優勝を争えるかもしれないと思っていた。でも、それが現実だ」「少なくとも、チームは正しい反応、正しいインプットをしているし、全てがより論理的だ。僕たちが今持っているものを見れば、今後についてはより楽観的になれる」