フェルナンド・アロンソは、現在のマクラーレンでの時間を“無駄”とは思っていないと主張。だが、競争力のなるクルマを走らせられるまでどれくらい待たなければならないかは明らかではないと認める。フェルナンド・アロンソは、新生マクラーレン・ホンダと3年契約を結んで2015年にチームに再加入した。だが、マクラーレンはプレシーズンテストから競争力を発揮できておらず、ホンダのパワーユニットはライバルと比較して、信頼性もパフォーマンスも劣っている。
しかし、34歳のフェルナンド・アロンソは、自分の仕事とチームにコミットメントしたままであり、自分の年齢に対する懸念を払いのけた。「決して時間の無駄ではない」とフェルナンド・アロンソは述べた。「フェラーリでさせ、競争力のあるクルマを持っていなかったけど、あの5年間は僕の経験とキャリアにとってとても良いものだったし、楽しかった。素晴らしい思い出だ」「今年は結果を受け入れるのは難しいけど、僕はまだ学んでいるし、このようなプロジェクトに取り組むことは完全に新しいことだし、かなりエキサイティングだ」「僕たちは勝ちたいし、僕たちは競争的ではない。そこに最終期限はないし、自分がもう若くないことはわかっているけど、僕にはマクラーレンとの3年契約があるし、その3年が終わったとき、僕たちがチャンピオンシップを争えるポジションにいるのかを見てみなければならない。状況は良くないように見えたら、違ったことを考えるだろう」マクラーレン・ホンダは、高速特性のベルギーとイタリアで特に厳しい週末を過ごしたが、フェルナンド・アロンソは、F1シンガポールGPでは再びミッドフィールドを倒す機会があると確信している。「もう少し準備されたパッケージ全体が到着するので、ポイント圏内にいる良いチャンスがあると思っている。ポイントを獲得できる機会は多くないし、その機会を逃さないことを願っている」「僕たちの最大のプライオリティは、日曜日にポイント圏内にいることだし、そのためには良いレース、良い予選、良いプラクティスをする必要がある。かなりタフなレースだし、オーバーテイクはほぼ不可能なのでスタートが非常に重要だ」「ブレーキやギアボックスといったメカニカル面に非常に厳しいトラックだし、身体的にもかなりタフだ。仕上げなければならないことはたくさんあるし、それができれば、ポイントは可能だと思っている」