フェルナンド・アロンソは、F1カナダGPを前に、ホンダのエンジンパフォーマンスが良くなることは期待していないという。ホンダは、今年使用できる9トークンのうち2つを使ってF1カナダGPに臨む。しかし、フェルナンド・アロンソは、アップグレードは信頼性回りが中心で、パフォーマンスには直結しないという。
アップグレードに期待するものについて質問されたフェルナンド・アロンソは「特に大きなものはない。実際、エンジンは今週末もモナコの時とまったく同じだ。9つのうち2トークンを使ったけど、それは信頼性のためという面が大きい。それと、最近直面ようなトラブルへの対策だ。だから、パフォーマンスに関してはまったく同じはずだ。様子を見てみよう」だが、フェルナンド・アロンソは、今後3〜4戦にかけてマクラーレンのパフォーマンス改善が期待できると述べた。「パワーユニットには、パワー面とパフォーマンス面で改善すべきものがある。それに関して、ジェンソンと僕はとてもいい経験を持っている。僕は去年、フェラーリで似たような問題を経験しているし、彼もメルセデスでいい経験を持っている。メルセデスはベースラインがとてもいいからね」「だから、僕たちは力を合わせて自分たちの経験からアイデアをインプットできる。今後3〜4戦でそれが表れてくるはずだ」「ただ、残念ながら、グリッドペナルティーを受ける時期に差し掛かってきてしまう。利用可能なコンポーネントのうち、もう3〜4つを使ってしまっているからね。でも、重要なのは来年に向けて良いベースを築いていくことだ。それについては確信を持っている」マクラーレン・ホンダにはパワー不足だけでなく、他にも問題があることがモナコGPで明らかになったとフェルナンド・アロンソは述べた。「僕たちは学んんでいく。あの週末はパワーの影響が少ないので、かなり期待していた。でも、思ったほど良くなくかったし、シャシー面でも苦労している」「メカニカルグリップ、空力、クルマの挙動で、何が足りないのかはよく理解している。やるべきこと、改善すべきことはたくさんある。パワーユニットだけではない。それに、信頼性もまだ十分ではない。僕はバルセロナでリタイアしたし、モナコの予選とレースでもマシンを途中で止めた。そこを改善するためのプランもある」