フェルナンド・アロンソは、マクラーレンではなく、ホンダとの契約になると Speed Week が報じている。フェラーリで5年間を過ごしたフェルナンド・アロンソだが、いまだ自身3度目のタイトルを獲得できていないことにフラストレーションを募らせており、元会長のルカ・ディ・モンテゼーモロも、フェルナンド・アロンソのフェラーリ離脱を認める発言をしている。
フェルナンド・アロンソの移籍先としては、2015年からホンダとのワークス体制がスタートするマクラーレンだとされている。だが、マクラーレン・ホンダが復活初年度から競争的であることは保証されておらず、1年契約を望むアロンソ側と交渉は難航しているとされ、アウディでのスポーツカー参戦やサバティカルをとるのではないかとの見方もある。フェルナンド・アロンソは、過去にロン・デニスと確執の末にマクラーレンを離れているが、 Speed Week は、フェルナンド・アロンソのマネージャーを務めるルイス・ガルシア・アバドが交渉しているのは、本田技研工業の伊東孝紳社長だと報道。Speed Week は、「アロンソは、完全なファーストプライオリティだ」とのインサイダーのコメントを伝えた。同サイトによると、フェルナンド・アロンソは、ホンダと1億500万ユーロ(約142億6800万円)の3年契約を結び、マクラーレンはナンバー2ドライバー(ジェンソン・バトン、もしくはケビン・マグヌッセン)を雇用するだけだとしている。「ホンダのプロジェクトは3年だ。今回はタイトル獲得を望んでいる」と匿名の情報提供者は述べた。また、ホンダは、ロン・デニスの保有するマクラーレンの株式25%の買収を計画しているという。そして、それは株式50%を保有しているバーレーンのMumtalakatと同調しているという。今年、ロン・デニスが復帰したマクラーレンだが、昨年に引き続き苦戦が続いており、現時点ではチームランキングも6位に位置している。そのため、筆頭株主のMumtalakatからのプレッシャーも大きくなっているとも言われている。「ホンダがデニスの株式を買収すれば、独自の人材を起用できる」最近、ベルハルト・ベルガーがロン・デニスの後任としてマクラーレンを率いるとの噂が流れた。それはホンダの株式買収計画が関連しているようだ。ゲルハルト・ベルガーは、かつてマクラーレン・ホンダに在籍しており、FIAやバーニー・エクレストンともコネクションがあり、必要条件は満たしている。現在、ホンダの栃木のR&Dセンターでは150人のエンジニアがエンジンの開発を進めており、そこにはMotoGPから引き抜いたスタッフや1980年代からいるベテランも含まれているという。また、インサイダーによると、マクラーレンとホンダとの独占契約は、永久的なものではないと述べた。「マクラーレンはシーズン末にコンストラクターズ選手権の1位にいないようであれば、ホンダは他チームをパートナーとして選ぶ権利がある」
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