フェルナンド・アロンソが、フェラーリを離れてマクラーレンに移籍するとの噂が流れている。フェラーリで4シーズン目を迎えたフェルナンド・アロンソだが、ワールドチャンピオンを争えない立場にいることにアロンソが不満が高まっているとされている。F1ハンガリーGP後には、インタビューで誕生日プレゼントとして“他と同じようなクルマが欲しい”とコメントしたことでルカ・ディ・モンテゼーモロ会長の怒りを買ったとされている。
その後、レッドブルへの移籍説が浮上。結果的にレッドブルが2014年のドライバーとしてダニエル・リカルドを選んだことでその憶測は終焉を迎えたが、2016年までフェラーリと契約を結んでいるフェルナンド・アロンソが特定の条件下ではフリーエージェントとなれる可能性も報じられた。そして、ここへきて、マクラーレン移籍の噂が浮上した。情報源はジェンソン・バトン。土曜日にバトンは「今日、面白い噂を聞いたんだ」と Totalrace に語った。「ある人物が、フェルナンドがマクラーレンに来るらしいと話してきた。実現するかどうかはわからないけどね」実現するかどうかはわからないけどね。彼は(2007年)に必ずしも良いカタチでマクラーレンを離れたわけではないからね」2007年にマクラーレンに移籍したフェルナンド・アロンソだが、当時のチームメイトであるルイス・ハミルトンとの確執から首脳陣との関係が悪化し、契約を解除して1シーズンでチームを離脱している。フェルナンド・アロンソは、F1イタリアGPの予選でタイミングを合わずにスリップストリーム戦略が失敗したことでチームを批判。無線で「お前らは本当に馬鹿だ。マンマミーヤ(畜生、なんてこった)」と吐き捨てたことで、チーム内での不協和音が囁かれている。振り返れば、フェラーリ移籍初年度にワールドタイトルを逃したのも、最終戦F1アブダビGPでのチームの戦略ミスが原因。それ以来、戦闘力に劣るマシンで孤軍奮闘してきたフェルナンド・アロンソだが、そろそろ我慢の限界か。マクラーレンは、2015年からホンダのエンジンを搭載することが決定しており、歓迎されるかは別としてマクラーレン・ホンダにフェルナンド・アロンソという可能性も出てきた。