フェルナンド・アロンソが待望の今シーズン初勝利。昨年のイタリアGP以来、久々に表彰台の頂点に立った。金曜・土曜のフリー走行でトップタイムを記録するなど、順調にクルマを作り上げてきたアロンソ。しかし、予選Q2でまさかのメカニカルトラブルが発生し、決勝は15番グリッドからのスタートとなり、アロンソは予選後は諦めとも言えるコメントをしていた。
しかし、アロンソはチャンスをものにした。第1スティントをソフトタイヤ&短めのストップという作戦に出たアロンソに幸運なセーフティカー導入。その後トップに立ち、残りのスティントをプライムタイヤで走ったアロンソは、完璧なレース運びで今季初優勝を遂げた。「素晴らしい気分だ。今シーズン初優勝ということで初の表彰台。本当に嬉しい。信じられない。レースに勝ったという実感が湧くまで数日かかるだろうね。シンガポールではトップに追いつくことができて、金曜日はずっと良かった。昨日は予選で運が悪かった。でも、レースはその分良かったね。セーフティカーが出てとても助かった。それで優勝できた。」「昨日は運が悪くて、今日はとてもラッキーだった。ファーストスティントはアグレッシブに考えていた。15番手からのスタートで、オーバーテイクができないサーキットなので、1ストップも考えた。でも、ブレーキに厳しいので、全く違うファーストスティントを短くして、ファーストラップでとにかくどんどん追い抜いていくことにした。もちろん、そこでは十分に前にいけなかったけど、そのあろセーフティーカーが出て、運が回ってきた。でも、レース中ずっとペースはよかった。どんどんギャップを広げることができた。クルマはとても良かった。」「プライムがうまくいっていたので、ニコに対してアドバンテージがあった。良い方のタイヤでうまく最終スティントを決めることができた。タイヤのおかげでニコに大きくギャップを開くことができた。」