フェルナンド・アロンソは、フェラーリがシーズン中盤に改善できると完全に信頼していると述べた。冬季テストでは強いと思われていたフェラーリだが、今年の序盤3戦ではまだ表彰台すら獲得できたおらず、フェルナンド・アロンソはすでにセバスチャン・ベッテルに42ポイント差をつけられている。「僕たち、そして僕たちのファンにとって望んでいたシーズンスタートではないのは確かだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。
「僕たち2人で50ポイントは多いとは言えない。現時点での自分達のパフォーマンスが十分ではないことはわかっているけど、僕たちはそれをすぐに変えることができると思っている」フェルナンド・アロンソは、近年フェラーリが何度も後方からタイトル争いをするまで改善させてきたことを指摘した。「チームを信頼している。何ができるかわかっているし、マラネロの全員から反撃してやるという意志を感じている」「過去に敵として、そして今は内部の人間として、スクーデリアにどれくらい反撃する能力があるかを経験している」「2006年にルノーにいたときのことは良く覚えている。シーズン序盤に僕は大きなリードを築いていたけど、そのあとフェラーリはマシンの開発において素晴らしい仕事をして、Uミハエル)シューマッハが凄い反撃をしてきて残り2レースで僕を追い抜いた」「それに去年のことも忘れてはならないだろう。トルコやイングランドでは僕たちはすでに次の年に目を向けなければならないことを示唆していた。でも、僕たちは諦めなかったし、最終戦ではまさにタイトル争いの中にいることができた。スローガンのように聞こえるだろうけど、それは完全に真実だ。F1では決して諦めてはいけない」フェルナンド・アロンソは、マクラーレンが壊滅的なテスト期間からたった数カ月でレースに勝てるまでに進歩してきたことにも奮い立たされている。「F1はいつもこのような感じだった。あるレースではトップ5に入ることさえ苦労していても、次のレースでは優勝を争っていたりする」「今年も例外ではない。バルセロナの最終テストのあと、誰もマクラーレンがそこにいるとは思わなかった。彼らは常に表彰台を獲得し、中国では優勝した」「同時に他の人はベッテルは倒せないと言っていた。上海では全員が最終的にどうなったかを見た。3レースは最終的な判断をするにはまだ十分ではない」しかしフェルナンド・アロンソは、フェラーリがタイトル争いに加わるには大きな努力が必要になると認めた。「自分達の状況を過小評価しているというわけではない。僕たちは改善するためにあらゆる面で懸命に作業しなければならない。成功はあらゆる要素がベストな方向に作用したときにだけやってくる。マシン、戦略、ピットストップ、ドライバー、その他のすべてを含めてね」「僕はここ数日間エンジニアとの連絡をとっているし、マラネロでのマシン開発が終わっていないこともわかっている。僕たちは追いつかなければならないし、あまり多くの時間を浪費することは許されない。特に今後数週間にわたって他が何もしないでいるはずはないからね」