アルファロメオF1は、2021年のF1世界選手権をランキング9位で終えることは避けられないようだ。残り2戦でスペアパーツ不足によって状況は悪化している。今シーズンは、アルファロメオF1にとって良いものではなかった。合計で11ポイントしか獲得できておらず、それは主にキミ・ライコネンがロシアとメキシコで8位入賞を果たした結果だ。
昨年まで最下位だったウィリアムズは23ポイント獲得しており、アルファロメオF1に12ポイント差をつけてランキング8位にいる。アルファロメオF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、チームは1月の段階でまったく新しい2022年マシンに完全に集中することを決定したことを明らかにしている。「シーズン序盤からパフォーマンスが少し低下している主な理由は、1月から2022年に100%に切り替えることにしたからだ」とフレデリック・バスールはコメント。「我々が100%を来年のマシンに切り替えるという決定を下したときから、2021年のマシンを開発できないことは分かっていた。実際にそうなっている」そして、アルファロメオF1は、パーツ不足という追加の頭痛の種に対処する必要がある。Auto Motor und Sportによると、キミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィはどちらも、F1カタールGPですでにパッチを当てているC41のフロアに損傷を与えた。そして、アルファロメオF1にはスペアパーツがない。「シーズン後半に新しいパーツを作ることはない。フロアを作るのに20日かかる」とチームマネージャーのベアト・ツェンダーは説明する。損傷した2つのフロアは、スイスにあるアルファロメオF1のファクトリーに戻って修理され、チャンピオンシップの最後から2番目のレースの会場であるサウジアラビアに到着するために時間との戦いに向かっている。「リヤドに関しては、荷物を積みかえたときに何かが遅れる危険性が常にある」とベアト・ツェンダーはもう1つの心配について語った。
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