アルファロメオF1が、2021年マシンを前年からの連番ではなく『C41』と命名したの新レギュレーションの導入延期が関係している。アルファロメオF1は、2月22日にタイトルスポンサーを務めるPKNオレーンが拠点とするポーランドの首都ワルシャワで2021年の体制発表会を開催することを発表。新車は『C41』と名付けた。
昨年、アルファロメオF1はマシン『C39』と名付けていたが、連番ではなく2021年マシンには『C41』と名付けられた。これは、新型コロナウイルスのパンデミックによって新しいF1レギュレーションの導入が1年延期するという決定が下される前に次世代F1マシンを『C40』として開発していたためであり、マシン名を付け替えることはせず、2021年マシンには新たに『C41』という名前が与えられた。ちなみにCはペーター・ザウバーの妻であるクリスティーヌ(Christine)のイニシャルに由来する。チームは2019年からはチーム名およびシャシー名からザウバーの名前が消え、『アルファロメオ・レーシング』として参戦しているが、マシン名にはCの系譜が残されている。フェラーリも同様のアプローチを採用しており、2021年マシンのプロジェクトを『673」、2022年マシンのプロジェクトを『672』というコードネームを付けて開発している。だが、マシン名にそこまで規則性をもたせていないフェラーリは2021年F1マシンの名前を『SF21』としている。今年は2020年マシンの大部分がキャリオーバーされるため、レッドブル・ホンダはBスペックを意味する『RB16B』、マクラーレンは『MCL35M(MCL35改?)』と名付けている。アルファロメオF1は、2021年もキミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィがレースドライバーを務め、ロバート・クビサがテスト兼リザーブドライバーの役割を務める。
全文を読む