アルファロメオF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、チームとアルファロメオの密接な提携は単なる“素晴らしい報酬”ではなく、チームの勝利アにとって重要な提携だと語る。以前、ザウバーとして知られていたチームは、2018年にタイトルスポンサーとしてアルファロメオを迎えて『アルファロメオ・ザウバー』として参戦。これはF1で1950年と1951年に世界選手権を制したアルファロメオの1985年シーズン来の正式な関与となった。
2019年からはチーム名およびシャシー名からザウバーの名前が消え、『アルファロメオ・レーシング』として参戦している。この動きは、アルファロメオの姉妹ブランドであるフェラーリからエンジン、ギアボックス、その他の部品の購入を含めた密接な連携が背景にあった。これは2017年にチームに加わったフレデリック・ヴァースルの最初の重要な決定だった。当時、ザウバーは2018年からホンダのF1エンジンを搭載する予定だったが、フレデリック・バスールは担当初日に契約を白紙に戻している。フェラーリとの緊密なコラボレーションを超えて、フレデリック・バスールは、チームの発展にはアルファロメオとの関係の強化が不可欠だと呼びかけた。過去2年間でコンストラクターズ選手権を8位で終えたアルファロメオF1だが、2019年の57ポイントから2020年にはわずか8ポイントまで落ち込んだ。アルファロメオとの提携についてフレデリック・バスールは「我々にとって非常に重要だ」と語る。「財政面について話したくないが、それがこれの一部であることは確かだ」「チームに加えることができるのはむしろモチベーションであり、会社の発展のために雇用する余裕が生まれる」「最初のワールドチャンピオンであるアルファロメオが我々との契約を延長し、パートナーシップを発展させたいという事実は素晴らしい報酬だが、それは単なる報酬ではなく、我々にとって次のステップだ」ザウバー・モータースポーツは、ヒンヴィールの風洞施設を使用したアルファロメオ ジュリアGTAおよびGTAmロードカーの開発にも関与しており、この契約は単なるブランド変更を超えている。フレデリック・バスールは、自動車プロジェクトでのコラボレーションについて「F1界の外であっても、両社間の強力なコラボレーションを構築することが重要だと思う。それはコラボレーションの未来でもあり、我々はこの方向を推進し続けなければならない」「コース上でのパフォーマンスを改善する必要があることも完全に分かっている。空力開発を行った方がいいだけでなく、グローバルなアプローチとグローバルなパッケージが必要である」「だが、自動車の側面はパートナーシップの一部であり、ブランドとF1チームの間のパートナーシップを発展させたいのであればそれは重要だ」