アルファトロオF1チームの代表を務めるフレデリック・バスールは、マクラーレンなしでF1オーストラリアGPを開催することは不公平だと感じたと語る。マクラーレンは、チームメンバーが新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たことで、木曜日の夜遅くにF1オーストラリアGPからの撤退を発表した。
その後、F1チームの代表者はF1マネージングディレクターのロス・ブラウンと会議を開いた。アルファロメオは中止を求めたチームの1つであり、フェラリ、メルセデス、ルノーとともにFIA(国際自動車連盟)にその根拠を説明する手紙を送った。レースは最終的に金曜日のフリー走行がスタートする直前に中止が正式に発表された。「レーサーとして、この種の決定を下すのは難しいことだ」とフレデリック・バスールはオートスポーツに語った。「しかし、まずなにより、従業員、ファンの安全性、スポーツのイメージ、スポンサーのイメージ、そして、マクラーレンについても考えなければならない。彼らを1チームだけを欠場させるのは少し不公平だったからだ。正しい決断だったと思う」「チームにとっては簡単なことではなかった。レースチームだけでなく、ファクトリーの全員ががメルボルンに間に合うようにプッシュしてきたからだ」「だが、我々は決断を下さなければらなかった。決定が少し遅すぎたかもしれないことは残念だ。新型コロナウイルスはかなり速いスピードで爆発した」