アルファロメオ・レーシングのF1チーム代表フレデリック・バスールは、今のところ2020年にミック・シューマッハがF1テストに参加する予定はないとし、F2での2シーズン目に集中するよう勧めた。7回のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハの息子ミック・シューマッハは、バーレーンテストでアルファロメオ・レーシングの2019年F1マシンをテスト。だが、その後、本業のF2では苦戦を強いられ、ランキング12位でシーズンを終えた。
フェラーリのアカデミードライバーであるミック・シューマッハは、2017年にヨーロッパF3の初シーズンで12位だったが、2年目の2018年にはチャンピオンに輝いており、2020年もF2で同じ結果を出すことが期待されている。2020年にミック・シューマッハがアルファロメオ・レーシングのF1マシンをテストする計画はあるかと質問されたフレデリック・バスールは、「来年は追加のテストは行わない」と Blick にコメント。「ミックはまずF2で勝つか、良いパフォーマンスを発揮しなければならない。だが、それは彼の環境とプレッシャーを考えれば、非常に難しいことだ。フェラーリとともに我々も彼の道と進歩をフォローしている」フェラーリの先輩であるアントニオ・ジョビナッツィはシーズン序盤にシート喪失の危機が報じられてたが、最終的に2020年もアルファロメオ・レーシングでキミ・ライコネンのチームメイトを務めることが決定している。「10年前、チームは2月までドライバーの発表を待っていた」とフレデリック・バスールは説明する。「我々は急いではいなかったし、チームとアントニオにプレッシャーをかけ続けることができた」