アルファロメオ・レーシングは、F1バルセロナテスト2でC38のモノコック上面に追加のフィンをテストしている。Sダクトの出口の両側に4つの垂直なフィンが備えられ、フロントサスペンションのアッパーエレメントをカバーするバネルに装着されている。このフィンは、Sダクトから排出される空気を直接マシンの外側に向けることに役立つと考えられる。
まだ、この実験段階のためかパネルはモノコックには完全にフィットしておらず、段差になっているためノーズコーンの気流に悪影響を与える形で搭載されているが、今後、効率性を向上させていくと思われる。また、アルファロメオ・レーシング C38は、ステアリングアームとフロントサスペンションが独立していることも特徴だ。大部分のチームがフロントウィッシュボーンの下側、もしくはウィッシュボーンのカバーないに取り付けている。明確な理由は明らかではないが、空力的な理由、もしくはモノコック内のパッケージングに関連した措置だと思われる。
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