ウィリアムズF1チームは、2026年F1レギュレーション下で最初に予定されていたバルセロナでのシェイクダウンテストに参加しない決断を下した。多くのチームが週の後半から合流する形で3日間の走行枠を消化する一方、ウィリアムズはカタルーニャ・サーキットに姿を見せない。この判断は、マシンの重量超過やFIAの義務クラッシュテスト不合格といった未確認情報が流れた直後のものだったが、チームは公式には否定も肯定もしていない。
いずれにしても、2026年の大幅な技術刷新を迎えるにあたり、開幕時点で万全の準備を整えることが各チームにとって最重要課題となっている。ウィリアムズは、バルセロナでの走行を見送り、その分の時間とリソースをマシン開発に集中させる方針を選択した。狙いは、2月に予定されているバーレーンでの公式プレシーズンテストに向けて、より完成度の高い状態で臨むことにある。チームは声明で次のように説明している。「アトラシアン・ウィリアムズF1チームは、FW48プログラムの遅れを受け、最大限のマシンパフォーマンスを追求し続けるため、来週のバルセロナ・シェイクダウンテストに参加しない決定を下した。」「チームは代わりに、2026年型マシンを用いたVTT(バーチャル・テスト・トラック)プログラムを含む一連のテストを来週実施し、バーレーンでの最初の公式テストおよびメルボルンでの開幕戦に備える。」「今後数週間で再び走行できることを楽しみにしている。引き続き支えてくれているファンの皆さんに感謝したい。2026年には、ともに楽しみにできることがたくさんある。」バルセロナでの最初のプレシーズン走行を欠席することで、ウィリアムズのファン、そしてドライバーのアレクサンダー・アルボンも、マシンが実際に走る姿を見るまでしばらく待つことになる。しかし当の本人は、この決断を前向きに受け止めている。アルボンはインスタグラムで次のように投稿した。「こういう形でシーズンを始めたかったわけじゃない。でも、限界までプッシュしていれば、こういうことも起こり得る。」「前だけを見ている。」2026年型マシンのパフォーマンス最大化を最優先した今回の判断は、短期的には不安材料を生む一方で、長期的な競争力を見据えた戦略的な選択でもある。ウィリアムズが次に姿を現すのは、バーレーンでの公式テストとなる見込みだ。