アレクサンダー・アルボンは、ウィリアムズ・レーシングがF1マシンの哲学を変更したことで、この冬に「チームを変えた」ように感じているという。昨年、ウィリアムズは、アルボンの力強いパフォーマンスによって昨季のコンストラクターズランキング7位を獲得し、その結果F1パドック内の評価が上昇した。
グリッド後方で苦境に立たされたウィリアムズだが、すぐに成功に戻りたいという思いから、チーム代表のジェームス・ボウルズは、高速でローダウンフォースのコンフィギュレーションに頼るのではなく、より多くのサーキットで活躍できるよう、抜本的な改革を断行した。プレシーズンテストでの変更点について言及した後、新車のどこが違っていたかと尋ねられたアルボンは「まあ、運動学的に言うと、フロントのフィーリングがまったく違う。すべてが新しく、完全に再設計されているから、手に伝わるフィードバックがまったく違うんだ」と語った。「今はクルマにはメルセデスのリヤを装着されてているので、それもまったく違う。だから、いろいろなことが起こっているし、すべてが正しい方向に進んでいると感じている」「でも、不思議な感じだ。この2年間、ある種の特性、ユニークな特性を持つマシンを開発し、ドライブしてきた」「今となっては、ある意味ですべてがゴミ箱行きだ」クルマにはDNAがあるF1マシンがどれだけ違うかについて、アルボンは「ほとんどのマシンは毎年特徴を持っている」と説明した。「レギュレーションが変わったり、ダウンフォースが増えたり、ちょっとした微妙な違いはあるけれど、クルマは常にDNAを受け継いでいる。非常に強力なDNAがあり、それが変わると実感できるのはチームを変えたときだけだ」「チームを変えたような感じだけど、まだウィリアムズにいるのは明らかだ」