レッドブル・ホンダF1のアレクサンダー・アルボンは、今週末のF1シュタイアーマルクGPでルイス・ハミルトン(メルセデスF1)をオーバーテイクするチャンスがあれば、躊躇うことなくまったく同じことをすると語った。先週末のF1オーストリアGPで、アレクサンダー・アルボンは2位をかけてルイス・ハミルトンにバトルを仕掛けたが接触してスピン。昨年のF1ブラジルGPに続き、ハミルトンとの接触でまたもF1初表彰台のチャンスは潰えた。
ルイス・ハミルトンは、接触はレーシングインシデントだと感じているが、レッドブル・ホンダF1の上層部はハミルトンに科せられた5秒ペナルティは甘いと発言している。今週末にルイス・ハミルトンとホイール・トゥ・ホイールのバトルになったらアプローチを変えるかと質問されたアレクサンダー・アルボンは「いいや、まったくそんなことは考えていない」とコメント。「僕たちが2度接触したのは単に状況が悪かっただけだ。でも、仕方ないことだ」「正直言って、言うことはあまりない。ルイスだった接触するつもりはなかったと思う」「僕たちには勝つチャンスがあったと思う。チームはチャンスを見出すためにソフトタイヤを履かせるという素晴らしい仕事をしてくれた。僕たちがピットから出たとき、明らかにメルセデスの2台は2回目のセーフティカー中にタイヤが冷えていたので、僕たちにとって有利だと思ったし、ボッタスを捕らえるために早めにオーバーテイクしなければならないことはわかっていた。でも、僕たちは何か特別なことをできたかもしれないと思っている」チームメイトのマックス・フェルスタッペンも、アレクサンダー・アルボンとルイス・ハミルトンとのインシデントについて意見を求められた。「もちろん、ルイスはアレックスにぶつけるつもりはなかったと思う」とマックス・フェルスタッペンは言った。「ああいうことが起こってしまったのは残念だ。あそこでアウトサイドから仕掛けたアレックスの動きは素晴らしかったと思う。多くの人ができることではないと思う」「見ていてクールだったね。見ているべきではなかったと思うけど。僕はすでにドライバールームでくつろいでいたよ!」「そのようなペナルティを与えるのはかなりノーマルなことだと思う」「インシデントの結果を調べないように言われているけど、不運な部分だったと思う。アレックスのレースが台無しになってしまったからね」「しかし、僕サイドでは、ルイスはペナルティを受けて4位で終えたけど、アレックスは非常に多くのポジションを失うことによって最もペナルティを科されたドライバーだと思う」「話せば長くなるけど、今は前を見ること、週末を楽しみにすることの方が重要だと思う。僕たち二人はとにかく良い結果を出したいと思っている」関連:2020年 F1シュタイアーマルクGP テレビ放送時間&タイムスケジュール