レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンが、2019年の“ルーキー・オブ・ザ・イヤー”を受賞した。2019年のFIA表彰式が12月6日(金)、フランス・パリのルーブル美術館で行われ、FIA管轄のカテゴリーの上位入賞者にトロフィーが授与され、今年F1デビューを果たしたアレクサンダー・アルボンが新人賞に選ばれた。
当初、日産からフォーミュラEに参戦する契約を結んでいたアレクサンダー・アルボンだったが、土壇場でトロロッソのドライバーに抜擢され、2019年F1シーズンをダニール・クビアトのチームメイトとしてF1デビューを果たすことになった。トロロッソ・ホンダ STR14のシェイクダウンテストまでF1マシンを走らせていなかったアレクサンダー・アルボンだが、F1環境にすぐに順応して力強いパフォーマンスを発揮。シーズン後半は成績不振のピエール・ガスリーに代わってレッドブルに昇格した。レッドブル・ホンダでの初戦となるF1ベルギーGPで5位フィニッシュを達成したアレクサンダー・アルボンは、ルイス・ハミルトンに接触されたF1ブラジルGPを除いて、レッドブルでのすべてのレースを6位以内でフィニッシュ。92ポイントを獲得してドライバーズランキングを8位で終え、2020年も引き続きレッドブル・ホンダのドライバーを務めることが決定している。「想像することができないようなシーズンだった」とアレクサンダー・アルボンはFIA授賞式のスピーチでコメント。「フォーミュラEでプロのドライバーになれただけでも驚くべきことだった。モーターレーシングのプロの世界に進めたように感じていた」「その後、トロロッソから連絡があった。夢がかなったし、メインチームの一因になるというレッドブルからの連絡を受けるまでの6か月間はとても早く過ぎていった。物凄いシーズンだった」関連:FIA表彰式 | ルイス・ハミルトン、2019 F1ワールドチャンピオンを受賞