トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、ホンダの新型電気自動車「Honda e(ホンダ イー)」のプロトタイプモデルを走らせた。F1ドライバーの登場はグッドウッドのハイライトの1つ。今年はトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンが訪れ、いつものF1マシンではなく、Honda eプロトタイプでヒルクライム走行を行った。
「とてもクールな外観だし、電子ミラーやモニターなどもカッコいい」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「アクセルを踏んだ瞬間にパワーが出てて電気自動車とは思えないくらい軽快だった」タイ国籍でロンドン出身、23歳のアルボンはカートでレーシングキャリアをスタートさせ、2010年にはKF3クラスのヨーロッパチャンピオンになった。2017年にはFIA-F2選手権、2018年にはフォーミュラEに移り、今年F1デビューを飾った。そして第2戦のバーレーンGPで9位入賞を果たし、F1初ポイントを獲得している。Honda eは、新開発のEV専用プラットフォームを採用し、コンパクトなボディーながらロングホイールベースと短いオーバーハングを実現。街中での取り回しの良さと優れた走行性能を両立している。さらに、力強いモーターと後輪駆動による走りの楽しさを実現しながら、EV走行距離は200km以上を達成。30分で80%まで充電が可能な急速充電にも対応している。Honda eをベースとした電気自動車を、2019年後半に生産開始する予定となっている。


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