角田裕毅は2026年、レッドブルのテスト兼リザーブドライバーとしてチームに残り、新たな役割を担うことになった。その発表に合わせ、レッドブル・レーシングのCEO兼チーム代表ローラン・メキースが角田に感謝の言葉を寄せた。角田裕毅は2019年のレッドブル・ジュニアプログラム加入以来、7年間レッドブルの一員として活動してきた。F1では100戦以上に出走し、現在のレーシングブルズで経験を積んだ後、2025年の日本GPからレッドブル・レーシングでレースドライバーとして走った。
角田裕毅は、レッドブル・ジュニア出身として同チームの10人目のドライバーとなり、その歩みは決して平坦ではなかったが、常に前向きな姿勢と成長を示し続けてきた。今回の発表の中で、メキースは角田裕毅との年月をこう振り返っている。「角田裕毅はこれまで7年間レッドブルのカラーをまとってレースをしてきたし、私はレッドブルの両チームで彼と一緒に仕事をする喜びを味わってきた」とメキースはコメント。「F1でのこれまでの5シーズンを通じて、角田裕毅は成熟した完全なレーサーへと成長し、土曜日のシングルラップでも優れているし、日曜日には抜群のスタートと優れたレースクラフトを発揮することができる」「F1の誰もが、角田裕毅を好きにならずにはいられないと言うだろう。彼の性格は人を引きつけるし、レッドブルファミリーの特別な一員になっている」「レッドブルの全員を代表して、これまでの彼の貢献に感謝したいし、2026年のプロジェクトに向けて彼がこれから提供してくれる支援がかけがえのないものになると分かっている。」メキースの言葉は、角田が単なるドライバーとしてだけでなく、レッドブルという組織の中で特別な存在として見られていることを示している。シングルラップでの強さ、決勝でのレースクラフト、そして「誰からも愛される」性格。レッドブル内で積み重ねてきた7年間は確かな信頼と評価として結実している。角田裕毅は2026年からテスト兼リザーブドライバーとしてチームを支える立場に移るが、メキースの言葉どおり、その存在はレッドブル・レーシングが新たなレギュレーション時代を迎えるうえで欠かせないものとなりそうだ。2026年のプロジェクトに向け、角田がどのように力を発揮していくのか、その役割に改めて期待したい。
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