レッドブルは2026年のF1ドライバーラインアップを、アブダビ最終戦を前にした火曜日に発表する。チーム代表ローラン・メキースがカタールGP後に明かしたもので、角田裕毅とリアム・ローソンが争うレーシングブルズの“残る1枠”にもついに結論が下される見通しだ。当初11月末までとしていた決定スケジュールは、レーシングブルズ側の再検討により後ろ倒しとなっていた。
フェルスタッペンの逆転タイトルの可能性が残る状況で、最終戦の集中力を妨げないためにも、レッドブルは火曜日の発表を選んだとしている。レッドブル内で揺れる“最後の1枠”の行方レッドブルでは、アイザック・ハジャーがトップチームへ昇格し、マックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めると見られている。一方で、ハジャーの後任としてアービッド・リンドブラッドがレーシングブルズへ加入する見通しだ。これにより、レーシングブルズの残るシートを巡っては、ここ数カ月で評価を上げてきたリアム・ローソン、そしてフェルスタッペンのパートナーとして苦戦が続く角田裕毅のどちらが選ばれるか、最終判断が注目されている。メキースはカタールGP後、「火曜日に発表する。我々は計画通りだし、アブダビでの集中力を乱すこともない」と説明した。フェルスタッペンのタイトル争いにも影響かカタールで勝利したフェルスタッペンは、アブダビで再び勝利すれば、ランド・ノリスが4位以下に沈んだ場合にタイトルを奪う可能性がある。角田裕毅の走りが順位争いに影響し得る状況について、メキースは次のように語った。「最後の1ポイントで決まるかもしれない。非常に重要になる可能性がある。あなたも見ただろう。今日はランドがキミ(アントネッリ)やカルロス(サインツ)に抑えられたが、アロンソや他のドライバーたちのところまで後退してもおかしくなかった。そこに裕毅がいた可能性もある」メキースは角田裕毅について「100%の状態でいることが非常に重要だ」と評価し、カタールGPでのパフォーマンスを称賛した。「裕毅は非常に強い週末を過ごした。金曜日もスプリントも強かったし、P5だった。Q1敗退はあったが、マックスから0.3秒差に過ぎない。予選でマックスと0.3秒差なら、喜ぶドライバーは多いはずだ」「非常に強い週末だった。アブダビでも同じ強さが必要だ。我々にはすべてが必要になる」決定は“既に内部では確定”かこの記事が示すように、メキースは「火曜日に発表」と断言しており、内部ではドライバー構成が完全に固まっている可能性が高い。・ハジャーのトップ昇格・リンドブラッドのRB入り・残る1枠=ローソンと角田裕毅の最終判断構造としては非常にシンプルで、問題は「2025年終盤のパフォーマンスをどう評価したか」に絞られている。メキースは角田裕毅のカタールでの内容を明確に擁護しており、スプリントP5、予選0.3秒差を強調した点は注目に値する。一方で記事の文脈には「チームはフェルスタッペンのタイトル争いも踏まえ、もう一方の車の働きを求めている」ことが繰り返し示されている。最終戦アブダビの週末を前に発表する理由も、「落選するドライバーの送別を行うため」「タイトル争いの集中力を乱さないため」と説明されており、内部決定はすでに行われ、火曜日は“公表のタイミング”というだけだと読み取れる。ローソンか角田裕毅か──レッドブルの選択が2026年の勢力図に大きな影響を与えるのは間違いない。
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