角田裕毅は、2025年F1第14戦ハンガリーGPを17位でフィニッシュ。これで7戦連続ノーポイントとなり、レッドブル・レーシングのドライバーとしては2009年のマーク・ウェバー以来となる不名誉な記録を更新し続けて夏休みに入ることになった。ピットレーンスタートからの追い上げを試みたが、レース中にフロントウイングを損傷し、さらに「ガーニーフラップが途中で脱落したことでグリップが大きく低下した」と語ったように、走行ペースを大きく失ったことで挽回の余地を失った。さらに、チームとの戦略連携も機能せず、苦しいレースとなっ...
「今日はチームにとって厳しいレースになりました」と角田裕毅はコメント。「レース前から、ポイント圏内に入るのは難しいってわかっていましたけど、フロントウイングにダメージを負ってからは、実質的にレースが終わってしまいました。途中でガーニーフラップが外れてしまって、それでかなりペースを失ってしまったし、グリップも落ちて、戦略で挽回することもできなくなりました」「でも、ここまでのシーズンを振り返るとポジティブに考えられる部分もあります。特にスパで導入された新しいフロア以降は前進できていると思うし、マックスとのギャップも徐々に縮まってきてます。見た目以上に紙の上では十分に近づけていて、コンマ1秒差に迫っているっていうのは、他の多くのドライバーにはなかなかできないことだと思います」「明日にはもうファクトリーに行って、シミュレーターに取り組む予定です。このレースで何がうまくいかなかったのかをしっかり分析して、夏休み中にやるべきことをやって、後半戦のスタートをしっかり切れるようにしたいと思ってます。悔しいですけど、前向きに頑張っていきます」角田裕毅は、序盤2戦をレーシングブルズから出走し、第3戦日本GPからその後の12戦をレッドブル・レーシングとして戦っている。バーレーンGP(第4戦)の9位、マイアミGP(第6戦)の10位、エミリア・ロマーニャGP(第7戦)の10位で合計7ポイントを獲得したものの、第8戦モナコGP以降は7戦連続ノーポイント。トップ10フィニッシュすら4戦連続で逃しており、これは2008年のデビッド・クルサード(ハンガリー~イタリア)以来の苦境だ。この結果、ドライバーズランキングでは2025年に出走した21名中18位に位置しており、後半戦での巻き返しが求められる。角田裕毅 2025年F1シーズン 決勝結果■レーシングブルズ第1戦 オーストラリアGP:12位(+29.884秒) … 0ポイント第2戦 中国GP:16位(1周遅れ) … 0ポイント■レッドブル・レーシング第3戦 日本GP:12位(+58.401秒) … 0ポイント第4戦 バーレーンGP:9位(+45.061秒) … 2ポイント第5戦 サウジアラビアGP:リタイア(接触によるダメージ) … 0ポイント第6戦 マイアミGP:10位(+1:14.434) … 4ポイント第7戦 エミリア・ロマーニャGP:10位(+26.446秒) … 1ポイント第8戦 モナコGP:17位(2周遅れ) … 0ポイント第9戦 スペインGP:13位(+28.822秒) … 0ポイント第10戦 カナダGP:12位(1周遅れ) … 0ポイント第11戦 オーストリアGP:16位(2周遅れ) … 0ポイント第12戦 イギリスGP:15位(1周遅れ) … 0ポイント第13戦 ベルギーGP:13位(+1:15.395) … 0ポイント第14戦 ハンガリーGP:17位(1周遅れ) … 0ポイント
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