マックス・フェルスタッペンは、チームメイトの角田裕毅にさらなる貢献を求める前に、レッドブルF1がより競争力のあるマシンを開発することの方が重要だと考えている。2025年シーズンの3分の1が経過した時点で、フェルスタッペンはドライバーズランキングで首位のオスカー・ピアストリに1勝差以内と迫っているが、コンストラクターズ選手権ではレッドブルはマクラーレンに172ポイントという大差をつけられている。
レッドブルのセカンドシートは“呪われた座席”として悪名高く、今季もリアム・ローソンがわずか2戦で降格されたことで、その評判を覆すには至っていない。角田裕毅は昇格後に前任者よりは好印象を残しているものの、直近6戦で獲得したポイントは7にとどまっている。一方、オスカー・ピアストリとランド・ノリスの2人を揃えて毎戦上位争いを繰り広げるマクラーレンとのコントラストは明白だ。それでもフェルスタッペンは、「もしレッドブルが再び圧倒的なマシンを手に入れれば、角田裕毅の貢献が意味を持たなくなる可能性がある」と指摘する。「チームとしてはもちろん、2台ともできる限り上位でフィニッシュさせたいと思っている」とフェルスタッペンはモナコGPの週末、モータースポーツ・ウィークを含むメディアに語った。「でも、例えば2023年を見てみれば分かるように、クルマが速ければ他チームの戦略なんて関係ない。結局は上回れるんだ」「だからこそ、自分たちが再びその位置に戻れるようにしないといけない。今はうまくいく時もある。イモラではよかった」「マシンが機能していて、自分のやっていることに自信があれば、周りのチームやマシンがどんな戦略を採っていようと関係ない。自分たちの最も強力な戦略に従えばいい」「もちろん理想は毎戦で1-2フィニッシュすることだ。でも今はそれが難しい」「マクラーレンは本当に素晴らしい仕事をしている。だから自分自身のためにも、裕毅のためにも、改善に向けて努力を続けていくだけだ。そして今後の数戦でどれだけやれるか、見ていくことになる」
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