角田裕毅は、2025年シーズンの開幕からマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル・レーシングで4戦を戦い、そのパフォーマンスに対して高い評価を受けている。チームのアドバイザーであるヘルムート・マルコは「彼の起用は正しかった」と語り、開幕2戦でリアム・ローソンを降格させた判断に後悔はないと断言した。角田裕毅は第2戦で早くもポイントを獲得しており、マルコはその走りを「トップパフォーマンスだった」と高く評価している。
「レッドブルに移籍してまだ2戦目で彼はポイントを獲得した。それは我々の判断が正しかったことの証明だ。最後に2台そろってポイントを取ったのはいつだったか?思い出せないよ」と、82歳のマルコは独紙『Bild』に語った。今季の獲得ポイントはまだ少ないものの、マルコは「角田裕毅はマックスに対してローソンよりもはるかに近い」と述べ、その総合的な働きを擁護している。「彼の走りを見れば分かる。我々は何をしているのか分かっている」一方、角田裕毅の前任だったリアム・ローソンは、2025年の開幕2戦に出走したのみで、ジュニアチームのレーシングブルズに戻された。だが、現在までのところ今季は1ポイントも獲得できていない。マルコはローソンを2戦で見切ったことについても、「厳しいが必要な判断だった」と語る。「リアムは、レッドブルでのプレッシャーに耐えられなかった。それが、別のドライバーにコックピットを託す理由だったんだ」さらにマルコは、「ローソンを見捨てたわけではない」と強調し、F1の舞台に立ち続けていることの価値を認めている。「彼は今もF1に参戦しており、世界に20しかないシートのひとつを保持している。チーム内でも評価されているし、パフォーマンスも回復しつつある」
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