レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、メキシコグランプリ予選での角田裕毅のクラッシュを批判した。セッション後、ヘルムート・マルコは「彼はオースティンでスピンを喫し、予選ではこのクラッシュだ。我々は彼が安定したと思っていたが、どうやらローソンからのプレッシャーがかかるとそれが現れるようだ」とSkyに語った。
角田裕毅のクラッシュは、チームにとって難しい状況をもたらす可能性がある。なぜなら、RBには1つしかない新しいアンダーボディが角田のマシン装着されていたからだ。スペアパーツは不足しており、マルコによると、最悪の場合、異なる仕様に戻さなければならない場合、パルクフェルメのルールを破ることになり、角田はピットレーンスタートを余儀なくされる可能性があるという。角田裕毅自身は「予想外のフロントタイヤのロック」が原因でウォールに衝突したと語っている。「このコーナーでは、今週ずっとホイールをロックさせていなかったので、驚きました」と説明。このクラッシュにより、角田はQ2で11番手となったが、RBのペースは実際には有望だった。「Q2で敗退するとはまったく予想していなかったですが、マシンのダメージはそれほどひどくないです。でも、状態はこれから見てみないとわかりません」と角田裕毅は語った。角田裕毅によると、新しいアンダーボディは「それほど大きな変化ではない」とした。ローソン「Q3に進めていた」特に、角田裕毅のクラッシュはチームメイトのリアム・ローソンをいらだたせた。ローソンは角田裕毅の事故によって、12番手につけていたものの、ラップを中断せざるを得なかった。「赤旗が出るまで、いいラップを走っていたんだ。調子も良かった。だから、Q3に進出できていたはずだ」とローソンは語った。「もちろん残念だ。僕たちは週末を通して速いマシンに乗っていたと思う。裕毅はプラクティスで非常に強かった。僕たちも改善し、予選でも十分戦える状態だったと思う」「チームは非常にハードワークをして、今週末、本当に速いマシンを用意してくれた。だから、2台ではなくても、1台はQ3に進出するに値していたと思う」