角田裕毅が、2024年F1イギリスGPの決勝を10位でフィニッシュ。1ポイントを獲得し、「雨に助けられた」と語った。13番グリッドからスタートした角田裕毅は、オープニングラップで11番手まで順位を上げる。その後、雨による2度のピットストップのタイミングを適切に見極め、上位にいたマシンのリタイヤや失策にも助けられ、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)には抜かれたものの、10位でフィニッシュして4戦ぶりの入賞となる1ポイントを獲得した。
「良いレースでしたが、タフなレースでもありました」と角田裕毅はコメント。「フリープラクティスのペースから、ドライコンディションではポイント獲得が難しいことは分かっていたので、ウエットコンディションのおかげで前方のマシンとのギャップを小さく抑えることに役立ったと思います」「通常、これまでのレースでは雨に感謝することはなかったのですが、今日は雨に助けられたと思います」「1ポイントですが、獲得できたことは良かったです。今は前を見て前進し、この数週間のレースで学んだことを、次のレースで活かすのが楽しみです」「ハンガリーは高速と低速のコーナーが混在しているので、自分たちの強みを活かしてトップ10で戦えるといいですね」RB F1チームのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは、角田裕毅のレースについて「今日は天候の影響も確かにあったが、全体的には、適切なタイミングで適切な判断を下し、それがポイント獲得に大きく貢献したと思う」と語った。「裕毅は今日、力強いレースをした。オープニングラップで数回パスし、前のマシンと接近するのに十分なペースを持っていた」また、RB F1のチーム代表であるローラン・メキースは「我々としては、このサーキットの高速性が我々のマシンにはあまり向いていないことは明らかであり、シーズン序盤のように中団を支配するようなポジションにはいない」とコメント。「しかし、この3連戦から、難しいコンディションの変化の中で力強い走りをみせた裕毅とチームにふさわしいもう1ポイントを持って帰ってくることができた」と角田裕毅とチームを称えた。
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