角田裕毅が、2024年F1イギリスGPへの展望、シルバーストン・サーキットの印象、VCARB 01のアップグレードについてを語った。ビザ・キャッシュアップRBは、バルセロナでアップグレードを投入したが、新型リアウイングのDRS故障も含め、パッケージを機能させることができなかった。続くレッドブルリンクでは、新旧のパーツを混ぜ合わせてパッケージを統合。ダニエル・リカルドの9位入賞という形で結果を出した。
角田裕毅は14位と新しいパッケージでは成果を上げることができなかったが、マシンへの自信を深めることはできたと語る。「シルバーストーンでのレースは大好きです」と角田裕毅はチームのイギリスグランプリのプレビューで語った。「ドライバーとエンジニアにとって、最高のセットアップを見つけるのは非常に難しいのですが、天候がさらに状況を複雑にすることもあります」「オーストリアの後、僕たちはマシンを進歩させることができ、自信を深めました。少なくとも今週末は、マシンをより深く理解するために3時間のフリープラクティスがあります」「観客は素晴らしいし、ファンはとても親切です。英国人ドライバーだけを応援するのではなく、モータースポーツに情熱を注いでいます」「トラック自体については、走るのを楽しみにしています。歴史があり、高速で、また、ホームトラックとは言い難いですが、近くに施設があるので、多くの点で重要なレースです。そこで良い結果を残したいと思っています。もちろん、マグゴッツ・ベケットは素晴らしいセクションですし、ストウにある高速の長い右コーナーも好きです」ダニエル・リカルドもオーストリアから多くのことを学べたと語る。「3週間で3レースあるのはいつも楽しい。良くも悪くも、すぐにまたチャンスが巡ってくるからね!」とダニエル・リカルドは語った。「オーストリアでは難しい状況だったけど、多くのことを学ぶことができた。その進歩を積み重ねていきたい。今はただ、日曜日のシルバーストーンでポイント獲得争いに加わることを目指して、ひたすら集中している」「トラック自体がとても楽しい。高速で、全力で走れるし、いつも活気にあふれている。イギリスの夏が盛り上がって、みんなが太陽の光を楽しめるといいね。さあ、始めよう!」最後にビザ・キャッシュアップRBのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、最新のVCARB 01の状況について共有した。「トリプルヘッダーの最終戦となるシルバーストーンは、VCARBにとって非常に激しいオーストリアGPの週末から間もないが、オーストリアで最近行った空力アップデートについて多くのことを学び、これをもとにシルバーストーンに向けて単一の最適化された空力パッケージに収束することができた」とジョディ・エギントンはコメント。「また、これらの実験の結果が空力開発プロセスに直接反映されているのも喜ばしいことであり、次に予定されている空力アップデートに具体的なメリットをもたらすと確信している」「シルバーストン・サーキットは、スロットルの全開率がシーズン平均を大きく上回るパワーサーキットに分類される。高速かつ流れるようなコーナーと、高速での方向転換が組み合わさることで、空力性能と効率が重要なパラメータとなる。コプス、ストウ、マゴッツ、ベケッツといった高速コーナーを含むサーキットの高速性により、タイヤのエネルギー消費量が高くなりる。そのため、タイヤの熱を適切に保ちながらスライドを抑制することも重要な要件となる」
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