角田裕毅は、スクーデリア・アルファタウリを改めて新しいチーム名となる2024年F1マシンでシート合わせを行った。FIA(国際自動車連盟)は12月15日に2024年のF1エントリーリストを公表したが、改名を予定しているチームは“スクーデリア・アルファタウリRB”と暫定的な掲載となった。
通常、F1エントリーリストの公表は新しいチーム名の最初の発表の機会となるが、スポンサーの要求により、チームがFIAと合意して待つこともある。あるいは、スポンサーとの契約がまだまとまっていない可能性もある。そんな中、アルファタウリは角田裕毅がファクトリーでシート合わせをしている画像を公開。“winter seat fit”としているが、2024年F1マシンのためのシートフィッティングと見ていいだろう。フランツ・トスト曰く、F1での“見習い期間”である3年間を終えた角田裕毅にとって2024年は正念場となる。チームの新CEOであるピーター・バイエルは「我々にとって焦点は、裕毅が結果を出さなければならないことだ」とServus TVに語った。「F1のミッドフィールドで数千分の1秒がかかっているとき、ドライバーが神経を失うと大変なことになる。しかし、角田は精神的に大きく成長した。彼のレーシング・エンジニア、マッティア・スピーニもそう言っている」