角田裕毅は、2023年F1第15戦イタリアGPの決勝をパワーユニットの故障によってスタートを切ることなく終えた。11番グリッドに並んだ角田裕毅は、フォーメーションラップのアルファタウリF1のマシンから異音が聞こえた後、パワーを失ってコース脇にマシンを停止した。角田は4基目の新品パワーユニットを搭載していた。
フォーメーションラップはやり直しとなり、20分後にDNS(Do Not Start)となった角田裕毅を除いた19台でスタート手順が改めて行わた。アルファタウリは、角田裕毅のトラブルがパワーユニットンの故障であることを明らかにしている。RBPTホンダのパワーユニットの故障によるリタイアはレッドブル系のチームを通じて今シーズン初。連勝を続けるマックス・フェルスタッペンとレッドブル・レーシングにとっても不安要素となった。「フォーメーションラップ中に異常音がマシンから聞こえ、パワーを失ってしまいました。まだはっきりとした原因は分からないので、これから調べていきます」「今年初めて起こったことなので、ポジティブな気持ちを忘れずに強くなって戻ってきたいです」「ポイント圏内に近い位置からスタートできたはずなので、チームのホームレースとなるイタリアでレースがしたかったです。フリー走行ではいいペースで走れていたので残念ですが、この週末で得たものもたくさんありました」「ここ数戦でのマシンのパフォーマンスは安定していて、苦戦する日があっても、次の日には調子を取り戻すことができています。最大限のパフォーマンスを引き出すことが僕たちの強みの一つなので、今後も心配せずに全力で戦えると思います」
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