角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)が、2023年F1第13戦ベルギーGPへの意気込みを語った。前戦ハンガリーでは、アップグレードを投入したものの、結果の面では大きな前進を果たすことができなかった。特に、決勝に関してタイヤ戦略でチームとの意思疎通が図れずに不満を述べていた。
そのような出来事もあってか、角田裕毅は、スパ・フランコルシャンでは、チームとして前進を果たすことを期待している。「ハンガリーでは、クルマが進歩していることを示すポジティブな兆候がいくつか見られましたが、週末を通じてそれを最大限に活かすことができませんでした」と角田裕毅はコメント。「スタートで大きく順位を上げたことを除けば、僕にとってはあまりいいレースではありませんでした。チームはそこから何かを学んだと思いますし、すぐにまたレースができるのは良いことです」「みんなと同じように、僕もスパが大好きです。今のマシンでは、可能な限り最高のストレートスピードと、高速コーナーで可能な限りのダウンフォースを得られるようなセットアップを見つけることが大きな課題になると思います」「スプリントの週末であることも考慮に入れる必要がありますが、僕はどのトラックでも予選をとても楽しんでいるし、スパのような素晴らしいトラックで1つの週末に2回の予選セッションを行うのは特別なことなので、楽しみにしています。トラックごとに予選の興奮のしかたは異なりますが、スパでは間違いなく高速ジェットコースターのような興奮を味わえます」「数週間前に起こった辛い死亡事故のことを考えずにスパに行くことはできません。前回そこでのレースでの死亡事故からまだ4年しか経っていません。僕の思いは彼らの家族や友人たちと共にあります」「今週末が終わると夏休みに入りますが、これは懸命に働くチームメンバー全員にとって重要なことであり、リセットして今年最後の10レースに向けてより強くなって戻ってくるチャンスでもあります」