角田裕毅が、2023年F1第10戦オーストリアGPにむけての意気込みを語った。前戦モントリオールでは、1周目にピットインして変則1ストップ戦略に出た角田裕毅だったが、セーフティカーのタイミングもあり機能せず、14位でのフィニッシュとなったが、学べることはたくさんあったと語る。
オーストリアGPはスプリントフォーマットの週末となり、プラクティスが1回しかないため、走り始めから良いマシンを用意することが重要だと角田裕毅は語った。「カナダでは、ポイントを獲得できるペースがあったはずですが、それをすべて出し切れなかったのは残念でした。FP3でいいペースを見せた後、予選ではマシンのパフォーマンスをすべて引き出すことができませんでした。通常はそんなことはありません。そのせいでレースでは後手に回ってしまいました」と角田裕毅はコメント。「可能な限り挽回しようとしましたし、レース戦略でアグレッシブにいかなければならないこともわかっていました。うまくはいかなかったかもしれませんが、あの週末から学べることはたくさんあると思うし、今後は同じミスを犯さないようにしたいです」「今はシュピールベルクのレッドブルリンクに来ています。ここは好きなトラックで、2年前の最初のF1シーズンでポイントを獲得した場所です。オーストリアでの僕たちの焦点は、FP1からいいクルマで走ることです。金曜日にはその直後に予選があります。予選に向けて万全の状態で臨まなければ、週末の残りは苦労することになります」「このレースに備えてシミュレーターで多くの作業をしましたが、スプリント・イベントではそれがいつも以上に重要になってくると思います。たくさんのことをテストしたので、FP1でセットアップを成功させて、すぐに自信をつけるという計画です」「トラックレイアウトはブレーキに厳しいですが、チームはいくつかのレースで抱えていた問題を解決するために多くの努力を払ってきましたし、今ではどうすればうまく機能するかはわかっています。実際にハードブレーキングポイントは4つしかないので、この分野では過去のレースよりも良くなると確信しています。公式には10個のコーナーがあり、そのほとんどが中高速なので、それでも大きな負荷がかかりますが、できるだけドラッグを少なくしたい長いストレートがあります」「僕としては、簡単ではないチャレンジングなレースウイークエンドになると思っていますが、楽しみにしています。シュピールベルクはレッドブルのホームトラックなので雰囲気は最高だろうし、そこでポイントを獲得できれば素晴らしいでしょうね」
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