角田裕毅は、シーズンのスタートが不本意が結果に終わり、チーム代表のフランツ・トストが批判的な発言がこぼれたにも関わらず、アルファタウリF1チームに「負のエネルギーは感じていない」と語る。スクーデリア・アルファタウリは、2023年シーズンの開幕に向けて開発目標の一部を達成できなかったことを認め、最初の3レースでグリッドの後方付近にとどまっている。
開幕から2戦でポイントを獲得できなかった角田裕毅は、カオスと化したオーストラリアGPで1ポイントを獲得し、アルファタウリはウィリアムズと並んで最下位に沈んでいる。厳しいミッドフィールドの中で、アルファタウリは2023年の開発レースを通じ、より良い結果を得るためにいくつかのステップを踏む必要があることを認識している。そのラフなスタートにより、チーム代表のフランツ・トストは、2022年に比べて大きな進歩がなかったため、エンジニアを「もう信用していない」と言い放った。しかし、角田裕毅によれば、スタートダッシュに失望したとはいえ、チームはまだ元気だという。「チーム内では、明らかにパフォーマンスには満足していないですが、少なくとも常にポジティブであり続けています」とフランツ・トストのコメントについて角田裕毅は語った。「サーキットで成し遂げたことには非常に満足しているし、クルマのパフォーマンスをほぼ100%引き出せています。そして、開発面でもどのような方向性で臨むべきかは明確になってきています」「トラックエンジニア側では、クルマを良くするために100%の努力をすることに集中し、ファエンツァの開発側としては、自分たちが何をしなければならないかを理解しています」「チームとして同じ方向を向いているのは良いことなので、まだポジティブな気持ちでいます。僕たちは常にポイントを狙っています。チームから負のエネルギーは感じていません」角田裕毅の新しいチームメイトであるニック・デ・フリースもまた、チームの雰囲気はまだポジティブであると感じ、チームが現在のポジションから脱出するための方法を開発できることを期待している。「チーム内の雰囲気はとてもいい」とニック・デ・フリースは語る。「でも、僕たちは競争力があるし、もっと上のグリッドに行きたいと思っている」「もちろん、もう少しリードしてポイントを争っていればよかったのけど、シーズン中にその位置につけられることを願っている」
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