角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)は、2022年F1第12戦フランスグランプリの決勝をリタイアで終えた。スクーデリア・アルファタウリは、今大会でAT03に大規模なアップデートを投入。角田裕毅は4戦ぶりに予選Q3進出を果たして8番手グリッドからレースをスタートした。しかし、オープニングラップにエステバン・オコンにマシンサイドにヒットされてスピン。角田裕毅は最後尾まで後退し、このインシデントでオコンには5秒のペナルティが科された。
その後もレースを続行していた角田裕毅だが、マシンサイドが破損してペースは上がらず。18周目にシャルル・ルクレールがクラッシュしてセーフティカーが導入されたタイミングでマシンをガレージに入れてリタイアした。「序盤でかなりダメージを負ってしまい、周回を重ねるごとに悪化していきました」と角田裕毅はコメント。「オンボードを見返すと、確かに十分なスペースを残していたのですが、彼(エステバン・オコン/アルピーヌ)はコントロールを失ってしまいました。彼はノーダメージで走り続けてポイントを獲得しましたが、こちらのレースは台無しになってしまいました。5秒では不十分だと思います」「こういうことはレースにつきものですが、あれだけ予選がよかったので、チームやファクトリーのみんなで作り上げてきたレースがこんな形で終わったことは残念で、申し訳なく思います。あれだけ大きなアップグレードをしたのに、ポイントを獲得することはできませんでしたが、できる限りのことをやったつもりです」「予選がよくても、最終的にポイントが入るのはレースなので、残念な結果です。8位以内も可能だったかもしれませんが、気持ちを切り替えて、ハンガリーではもっと強く、もっとよくなって戻ってきます。マシンがよくなっているので、ポジティブに考えていきたいです」