アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、2021年のF1日本GPが中止になり、鈴鹿サーキットでホームの観客の前でレースをすることができなくなったことを“悲しんでいる”と認める。10月10日に第17戦として予定されていた今年のF1日本GPだが、日本国内での新型コロナウイルスの感染状況の悪化、入国ビザといった開催に必要な条件の見通しが取れないことにより、中止が決定した。
今シーズン末に正式にF1から撤退するエンジンサプライヤーのホンダは、ホームトラックでのラストランを楽しみしていたため、決定には“無念”と失望をにじませた。鈴鹿サーキットで最後にレースをしたのは2018年となる角田裕毅は、F1の決定に悲しんでいると認める。「新型コロナウイルスの状況は少し悪化しています」と角田裕毅はコメント。「政府やF1スタッフから、状況が悪化した場合、キャンセルされる可能性が高いと聞いていました。それが現実のものとなってしまいました」「特に日本のファンの前でドライブすることと、また鈴鹿でドライブすることを本当に楽しみにしていました」「最後にドライブしたのはF4でした。F4とF1の違いを感じるのを本当に楽しみにしていました。仕方ないことですが、ちょっと悲しいですね」トロロッソでF1にデビューする前にスーパーフォーミュラ参戦で日本でかなりの時間を過ごした角田裕毅のチームメイトであるピエール・ガスリーも、レースのキャンセルには驚いたとし、今年も日本に行けないことは悲しいと語った。「しばらくそこに住んでいたこと、そして、ホンダのドライバーだという歴史と事実のおかげで、日本で受けたサポートはいつも信じられないほどだった」とピエール・ガスリーはコメント。「そして、特に今年はホンダのラストイヤーであり、ブレイク前に、実際にチームの人々、友人や家族と話をしていた。去年も逃しているので、日本に戻ることに本当に興奮していた」「特にオリンピックでは、日本で何かが行われているかはある程度知っていた。人々はオリンピックがどうなるかを見極めるために待っていた」「ニュースを受け取ったとき、当然ながらとても悲しかったし、ホンダにとっても残念だった。長年僕たちを支えてくれた人々と一緒に最後のお祝いをすることができなくなったんだからね」「僕たちは今後も日本に行くことにはなるけど、ホンダと日本で、ホンダドライバーとして最後のお祝いができれば良かった。非常に悲しいニュースだ」
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