アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、F1スペインGPの予選でQ1敗退を喫し、自分のマシンがチームメイトのピエール・ガスリーと同じなのか疑問に思うほどだと語った。角田裕毅は、予選Q1の最後のアタックで軽く膨らんでしまうミスもあり、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)に0.007秒上回られて16番手でノックアウトを喫した。
セッション終了後、予選での苦戦について質問された角田裕毅は、通常通りにマシンを準備し、最終ラップに向けてすべてが正しいウィンドウにあると感じていたので、Q2に進めなかった理由に混乱していると語った。「いいえ、アウトラップでは強く押していませんでした。通常と同じでした」と角田裕毅は Sky Sports F1 に語った。「タイヤの温度はラップ前にかなりスポットに入っています。チーム、セットアップ、タイヤのセットアップだと思いますが、わかりません。僕が戦いたい場所ではありません」「このクルマのパフォーマンスがれば、Q2に楽に進めるはずです。でも、実際にはQ2に進むすら苦労しました」」さらに、角田裕毅は自分のアルファタウリ AT02の特性が、チームメイトのピエール・ガスリーのものとは異なるように感じていると示唆した。ガスリーは12番手で予選を終えている。角田裕毅は、自分のフィードバックがピエール・ガスリーと違っていることに“疑問符”が付いていると説明した。「反対のことを試みても、チームメイトとは常に異なるフィードバックになります」と角田裕毅は語った。「同じマシンなのかちょっと疑問符があります。もちろん、同じマシンですが、マシンの性格が違いすぎます」「もちろん、ドライビングスタイルが違うからかもしれません。でも、私僕にはわかりません。何が起こったのか、なぜ僕がこれほど苦労しているのか理解できていません」開幕戦F1バーレーンGPで9入賞を果たした角田裕毅だが、それ以降、第2戦は12位、第3戦は15位とノーポイントに終わっている。また、予選を終えた角田裕毅が無線での『"I can't f***ing believe this car!』とピー音交じりの不満をぶつけ、レースエンジニアになだめられる通信が国際映像に乗った。最初は面白がっていたファンも、SNSで「あの無線は好きになれない」「フランツ・トストはPR活動の教育もいた方がいいでは?」とその態度に嫌悪感を表すようになってきている。2021年 F1スペインGP 結果・タイム差1.ルイス・ハミルトン(メルセデス) - 1分16秒7412.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) +0.0363.バルテリ・ボッタス(メルセデス) +0.1324.シャルル・ルクレール(フェラーリ) +0.7695.エステバン・オコン(アルピーヌ) +0.8396.カルロス・サインツ(フェラーリ) +0.8797.ダニエル・リカルド(マクラーレン) +0.8818.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) +0.9609.ランド・ノリス(マクラーレン) +1.26910.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ) +1.40611.ランス・ストロール(アストンマーティン)12.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)13.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)14.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)15.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)16.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)17.キミ・ライコネン(アルファロメオ)18.ミック・シューマッハ(ハース)19.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)20.ニキータ・マゼピン(ハース)
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