アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、F1バーレーンGPのフリー走行1回目にトラフィックして激昂した無線で話題を呼んだ。角田裕毅は「そこが僕の弱点」と笑う。2021年にアルファタウリ・ホンダでF1デビューを果たす角田裕毅は、FP1で14番手タイム、FP2ではチームメイトのピエール・ガスリーを上回る7番手タイムをマークする印象的な走りをみせた。
しかし、最も記憶に残ったのは、FP1でのチームに向けた無線だ。ジョージ・ラッセルのウィリアムズの後ろでコースに出された角田裕毅は『LIKE, COME ON!(どうなってんの!) I GOT XXXXXX TRAFFIC!(トラフィックのなかにいるんだけど!』と激昂。ピー音が含まれたこのやり取りが公式無線デビューとなった。チームにしっかりと自分の意見を言う姿勢とともに、序盤から飛ばしまくりの角田裕毅のこの無線は温かい笑いとともに話題を集めた。当然ながら、マシンを降りた角田裕毅にはその無線についての質問がなされた。角田裕毅はFP2で罵らなかったことは“良いステップ”だとジョークで返した。「まあ、これは僕の弱点のようなものなので(笑)、いつもセッションごとにもっと落ち着くようにしています」と角田裕毅は語った。「メンタル面では、去年はもっと激昂して集中力を失っていたので、あまり激昂しないようにトレーニングしていますが、フリープラクティス1では気持ちが昂りすぎました。FP2では罵倒することはなかったので、良い一歩だと思いますし、そこは良い部分ですね」FP2で角田裕毅は大幅なパフォーマンス改善をみせた。「完璧なラップというわけではなかったですが、フリープラクティス1と比較して、全体的にパフォーマンスは向上したと思います。マシンとチームに関して、このセッションを通して非常に良い進歩があったと思います」と角田裕毅は語る。角田裕毅は、FP2で9番手だったピエール・ガスリーを0.189秒上回ったが、土曜日の予選でもガスリーを倒すことを目指している。「もちろん、Q3に進みたいですし、トップ8またはトップ7に入れたら素晴らしいでしょう。僕の主な焦点は、最高のパフォーマンスを発揮し、チームメイトを打ち負かすことです」と角田裕毅は力強く語った。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿