アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅が、デビュー戦となる2021年のF1世界選手権の開幕戦F1バーレーンGPにむけて意気込みを語った。20歳の角田裕毅は、2014年の小林可夢偉以来、7年ぶりにF1グリッドに並ぶ日本人ドライバーとなる。所属チームのアルファタウリ・ホンダF1は、ミッドフィールドが主戦場ではあるが、昨年はチームメイトとなるピエール・ガスリーが優勝を果たすなど、勝負強さを持ち合わせたチーム。
冬の間から旧型マシンで走り込み、今月バーレーンで開催されたF1プレシーズンテストでは新車AT02で総合2番手タイムを記録するなど、順調な仕上がりをみせている角田裕毅が、F1バーレーンGPでのデビューにむけて語った。「今週末バーレーンでF1デビューを果たすことは、F2からの大きなステップアップになります。オフシーズン中に古いF1マシンを運転することができましたし、そのあとサヒールで3日間のテストを行ったので、それらすべての組み合わせによって十分な準備ができていると感じています」と角田裕毅はコメント。「マシンのパワー、ブレーキがどれくらい有効かなどについて学ばなければならないことがたくさんありました。特にF1は多くのコントロールとスイッチがステアリングについていて独特です」「テスト中、マシンがあらゆる変更に対してどのように反応するかについて理解することに取り組み、データを分析することに多くの時間を費やしてきました。良い進歩を遂げることができたと感じています。昨年と今年のマシンを比較すると、ステアリングのフィーリングが良くなっていて、エンジンもより多くのパワーがあるように思えます。テストはうまくいきましたが、テストでは全員が異なるプログラムを実施しているので、自分たちがどれくらい競争力があるかは今週末までわかりません」「またフィジカル面の準備にも懸命に取り組んできました。毎日トレーニングを行い、もっと強化する必要があると感じたエリアに焦点を合わせてきました。開幕戦でどうなるか楽しみににしています」「シーズンへのアプローチは、スタートからプッシュして、マシンの限界を見つけるために経験を重ねていくことです。そして、シーズン中盤までに、そのすべてが良い結果をもたらすことを期待しています。チームメイト(ピエール・ガスリー)は、とても速く、経験豊富ですし、彼からできる限り多くのことを学ぶつもりです」「僕は2014年以来初めてF1に参戦する日本人ドライバーになりますし、日本のファンから多くの期待が寄せられていることは分かっています。彼らをハッピーにするためにベストを尽くします。準備はできていると思います!」