角田裕毅が、Honda Magazineに登場。レーサーになったきっかけから、初シーズンにむけての意気込みなどインタビューに答えた。ホンダが支援する角田裕毅が、日本人として7年ぶりのF1フル参戦を果たす。20歳のルーキーの、いよいよ世界への挑戦が始まる。Honda Magazineのインタビューで、公式イベントよりもくだけた感じで角田裕毅がF1について語った。
もともとレーサーになりかったんですか?父の影響で4歳からカートを始めて。でもよく覚えていないんです。だからレーサーに憧れたというより、たまたま乗って楽しいなって。たまたま?はい。自分からというより、どっちかというと父にやらされていた感じ。厳しくされて叱られて「もう、やめれば?」と。そう言われると、やめたくなくて。すべて、真逆を行きたいタイプなので(笑)。幼い頃は違う夢を持っていた?夢は特になかったですねぇ。ただレースで上に行きたい気持ちはあった。上に行くほど、速くなるし、楽しくなったので。恐怖はないんですか?恐怖はないですね。クラッシュしたりすると時間を失う。走れば走るだけ、ボクもチームも成長するのがレースなんで、時間を失ってしまう不安はありますけど、いわゆる一般の方が言う恐怖心というのは、正直、ないですね。プレッシャーは?クルマに乗り込んだら、プレッシャーもありません。無になります。普通の20歳のように遊びに行きたい、とは?それは思います。でも海外に住んでいますから、違うカタチで友達とは遊んでいます。オンラインでゲーム。それが息抜きなんです。大切にしている言葉や、影響を受けた人は?特にないですねー。あ!4歳くらいから一緒にやっているドライバー友だちには影響受けてます。幼稚園ぐらいから一緒なんで、いつか、一緒のカテゴリーでレースしたいなって。F1とは、角田選手にとってどういう存在?やっぱり誰もが知るトップカテゴリーですし、一番稼げるスポーツですよ(笑)。F1ドライバーって目立つし、スゴイって言われる存在。なら、ボクもなってみようかなって感じです。いよいよF1にチャレンジ。どんな気持ち?ルーキーらしく攻めてポイントとっていこうと。フェルスタッペン選手やハミルトン選手と走るのは楽しみですね。ずばり、彼らに勝てますか?同じマシンに乗れば勝てます(笑)。ま、簡単にはいかないと思うけど、どのくらい、彼らが速いのか、何が強いのか、まず知りたいです。そのうえで、誰よりも速いことが楽しいから、そこを目指したい。角田裕毅(つのだ・ゆうき)2000年生まれ、神奈川県出身。2016年に鈴鹿サーキットレーシングスクールを卒業。同年、4輪レースにデビュー。2018年にFIA F4選手権でシリーズチャンピオンになり、2019年にはヨーロッパでFIA F3選手権に参戦。2020年はFIA F2選手権にステップアップして総合3位。その走りが認められ、2021年、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダからのF1参戦が決定。世界が注目する若手ドライバーの1人。
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