2021年にアルファタウリ・ホンダからF1参戦する角田裕毅が、“風の神”と日本国旗が描かれたヘルメットに込めた想いを語った。今年のFIA-F2をランキング3位で終えた角田裕毅は、2021年にアルファタウリ・ホンダでF1デビューを果たす。日本人がF1にレギュラードライバーとして出場するのは、2014年シーズンまで参戦していた小林可夢偉以来7年ぶり、ホンダのドライバー育成プログラム出身者としては2002年から2008年まで参戦していた佐藤琢磨以来13年ぶりとなる。
ホンダF1とレッドブルの育成ドライバーである角田裕毅が、ヘルメットの配色や日本のテーマ、背面に描かれた“風の神”について語った。「4歳でカートを始めたときの最初のヘルメットがオレンジでした」と角田裕毅は語る。「それ以来、オレンジは僕のお気に入りの色なので使い続けています。レッドブルとマックス・フェルスタッペンともリンクしています。彼からコピーしたと思っている人もいますが、実際には小さい頃からこのカラーを使っていて、変えたくありませんでした」「今年はヘルメットにいくつか変更を加えました。写真でわかるようにヘルメットの上部に模様を付けました。このパターンはシャルル・ルクレールにインスパイアされました。実際、僕たちはデザイナーが同じエイドリアン・パビオなんです」「昨年、彼のヘルメットのデザインの模様を見て、エイドリアンに『とても素晴らしい模様なので同じようなものを僕のヘルメットにも付けたい』と言いました。とてもかっこいいと思いますし、気に入っています。ヘルメットにこのような模様は使ったことはなかったし、初めて試しました」「もちろん、レッドブルのブランディングと日本の国旗も入っています。日本の国旗は僕にとって重要でした。自分のためだけでなく、日本のファンのためにレースをしていることを示すことが重要でした」「それが国旗が非常に重要だった理由です。国旗がついていると、一緒にレースをしているような気分になりますし、自信が持てます。国旗には影に模様を入れてみたので少し違っています」「ヘルメットの裏側には、日本人デザイナーが書いた絵を入れています。風の神の絵です。ダウンフォースは非常に重要ですし、風に関係しているので、それを後ろに追加すればいいかなと思いました」「風の神をヘルメットに追加して、ダウンフォースが増えればクールだなと思いました! ちょっとしたお守りみたいなものです。それも今年の新しいことですね」