FIA-F2 最終戦(第12戦) バーレーン大会のレース1後に審議対象となっていたドライバーの処分が決定。角田裕毅の優勝が確定するとともに、3位でフィニッシュしたニキータ・マゼピンに10秒加算ペナルティが科せられて9位に降格。その結果、角田裕毅はランキング5位のマゼピンとのポイント差が22ポイントとなり、ランキング4位以上が確定。F1スーパーライセンス取得に必要な40ポイントを満たすことになった。
レース1では、オーバーテイク時にコース外でアドバンテージを得たとしてトップでチェッカーを受けた角田裕毅が審議対象となっていたが、ニキータ・マゼピンにコース外に押し出されたとしてペナルティはなし。優勝が確定した。一方、ニキーター・マゼピンは角田裕毅をコース外に押し出した行為、またフェリペ・ドルゴヴィッチを過度にプロックした行為にそれぞれ5秒加算ペナルティ、合計10秒加算ペナルティが科せられた。これによってマゼピンは9位に降格した。その結果、ポイントランキングは以下のように変更となった。1.ミック・シューマッハ(215)2.カラム・アイロット(201)3.角田裕毅(186)4.ロバート・シュワルツマン(171)5.ニキータ・マゼピン(164)6.クリスチャン・ルンガー(149)7.周冠宇(143.5)8.ルイ・デレトラズ(134)レース2で最大で獲得できるポイントは優勝(15)+ファステストラップ(2)=合計17ポイント。5位のニキータ・マゼピンに22ポイント差をつけた角田裕毅はランキング4位以上が確定。30点のF1スーパーライセンスポイントを取得できることが確定し、ライセンス取得の40点を満たすことになった。F1レース出場の資格を得た角田裕毅は2021年にアルファタウリ・ホンダからF1デビューすることが期待されている。また、ニキーター・マセピンもランキング7位以上が確定し、すでに発表されているハースF1からのF1デビューが可能となった。一方、2020年のFIA-F2のチャンピオン争いに関しては、角田裕毅のタイトル獲得の可能性は消滅。最終レースを前にミック・シューマッハとカラム・アイロットに絞られた。
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